南の毒沢を求めて
伊勢と、志摩の海
2007年 9/29-30


長野県は下諏訪町の毒沢鉱泉は、年に何回か寄る僕のリフレッシュの場所。
そういう存在が生活にあるのは、とてもありがたい話なのですが、
そろそろ海の見える場所にも、そのような行きつけが欲しくなり、南の毒沢を求めて
進路を伊勢−志摩にとることにしました。

まずは、伊勢といったら伊勢神宮と赤福。参拝の基本形です。


伊勢神宮は何度参拝しても霊験あらたか。身の引き締まる思いです。
神宮参拝の楽しみの一つに、おかげ横丁の賑わいもあります。

僕が食べなかったら、剥き餡に剥き餅になるのね。
このような虚偽の説明と、虚偽の謝罪会見は責められることでしたが、
僕は必ずしも、食品業界に広く行われているだろう、このような再使用を批難するものではありません。
「もったいない」「捨てるには忍びない」
このような感情は、これからの時代だからこそ必要であり、
品質に問題がなければ、相応の表示の元、再使用が図られるべきだと思っています。

伊勢神宮のあと、僕は南の山を越えて志摩の和具や御座白浜を目指したのですが、大変に驚いたことがありました。
それは伊勢神宮の後方、南の山の峠に当たる場所までは、どうやら神宮管轄というか
開発はご法度なエリアなようで、道は何キロもあるのに民家が一軒もないのです。
御座白浜。英虞湾を「コ」の字のように囲む南西の端。
この日は、曇天と小雨の繰り返しでした。
僕は、デジタル録音機で波の音を録音しながら、
防波堤の上で一時間ほど昼寝などする。


そのあと、和具と呼ばれる海女さん集落に行く。
ただシーズンは終わっていて、海女さんが取ってきた貝などを
浜辺で焼く光景は見ることはできませんでした。

和具の寿司屋に入り、特上握りをいただく。
特上で2500円なのだからありがたいお話。
それから僕は浜島と呼ばれる漁港にいく。
ここのビジネスホテルが格安で素泊まりなら3500円。
ところが造りは日観連に加盟していた過去のなごりで、旅館そのもの。
ただ、古臭い、それだけ。
これさえ気にならなければ、良い宿泊先になりそうです。

古臭いのが気になりますが、あとは最高の条件なのです。
つまり、一人旅の港町。夕食を探す楽しみ。
これが旅館なら、外出の自由はあってないようなものだから。

昼寝というか夕方寝ていたら夕食の時間を外してしまう。
8時ごろ、少し離れたところに網元が営む料理屋があり暖簾を潜る。
エビフライ850円也。 特上大漁丼2600円也。 サザエの壺焼き850円也。 他に生が二杯。
僕は500円の朝食をつけたので、一泊4000円。

食べて、急ぎ岐路に着く。
理由は唯一つ、ETC通勤割引を利用するため。
おかげで、早い時間に名古屋に着く。
これはこれで余裕があって良き日曜日。