国指定・天然記念物、噴湯丘。
未だに先端から温泉が湧出し成長しています。

噴湯丘を囲むように熱水が湧出。
こちらはカップ麺でもできそうな勢い。
天然の湯を楽しむ者は、こんな熱水からは離れて
それでも十分に熱いので、川の冷水と混ぜ合わせ適温を探します。

天然の温泉は、そこかしこに湧出しているというのに
簡単には適温には巡り会えないのです。
皆さん、無事に渡河も成功し、二手に分かれて作業に取り掛かる。
温泉探しと、温かい味噌汁。

アレコレ探し回って、見つけたのが先人の遺構。
シャベルで掘り下げ、なんとか一人用の湯船を確保。

硫黄は薄い黄色というイメージがあります。
ところが、どうしたことか、それは酸化したのか表面だけで
中は泥炭のような独特の黒。

濃厚な濁り湯です。
暖かい赤みそのキノコ汁。それにバターを溶かしてコクを出す。

これを頂くまで、旅を通して最も美味しかったのは
上諏訪の馬刺しだったのに、暖かい汁に全面降伏。

どれだけ救われたことでしょう。

深い谷底。昼も少し過ぎれば、日陰に入り、
太陽光を奪われたとたん、冷気に襲われる。

さっ、急いで戻りましょう。明日は月曜。仕事ある人もいます。
って、10キロ歩いても、まだ高瀬ダム堤。
帰りは、別の意味でスリリング。
ゲート閉鎖時間に間にあうよう競歩でダム堤まで。
そこから再びタクシーに乗り、着いて解散。

また会いましょう!!

名古屋組は通勤割引三段階活用のため、一度伊那で降りる。
名物のソースカツ丼を食べ、
急ぎ中央道の光の中に消えるのでした。