中房と湯俣
ナカフサとユマタ
2007年11/3-4

湯俣温泉。
それは僕が一番深い感銘を受けた場所。
と、同時に、計画を練り上げるTARO先生の手腕に感服し、素敵な仲間との出会いに、改めて感謝するのです。

初回の衝撃は、一生の記憶で、それは詳しく留めています。

年中行事にするには秘境過ぎて二年ぶりの再訪です。
今回は陣営を強化し7人にての出陣。

まずは、土曜日、諏訪市の西友にて、名古屋組と東京組の合流です。
二日の必需品を購入して、そのあと上諏訪駅前にて昼ご飯を。

ここの馬刺しと鰻は大変に美味しい。とくに馬刺し。絶品の域。
今回の諏訪集合。
実は僕には特別な任務があり、
諏訪行きを待ちわびていました。

諏訪は毒沢鉱泉に年に何度も泊ります。
一人で過ごす週末に、
部屋で見る地元ケーブルテレビ(LCV)は、
また何ともいえぬ風情。

このケーブルテレビ局は自主制作も
力作ぞろい。

そんな諏訪エリア(約21万人)向けの
自主番組に地元の大学院生が曲を提供。

これが実にレベルが高く、逸材の発見。

ところがCDの発売が諏訪エリア限定で
しかも1000枚とのこと。

思いは通じ、買うことができました。
お昼も食べ、時間があれば毒沢。
少ししかなければ、片倉の温泉と考えていましたが、全然なかったので中房へ直行です。

これでもかと進む山道の最果てにポツリと存在する中房温泉。
顕著な火山活動の真上に、温泉と宿が点在する、スパワールド。

浴衣に着替え、広大な敷地に点在する諸々の温泉に足を運ぶ。
なかには地熱はあるのに水脈に恵まれず、そういう場所は寝転がっての温熱療法。

11月の初旬というのに、とても寒い。
とても寒いので、この辺りは、この週末を持ち冬期閉鎖へ。
お食事は、あまり芳しくなく山小屋に近いものもありましたが、
買い込んだものを部屋で食べ、下らないお話に花を咲かせるのでした。(これがまた楽しい)

翌朝、目指すは湯俣。
地図上からは、目の前の山を越えた場所。
しかし険しい三角地帯。
一度標高を下げ、向こうの川沿いを遡上しての湯俣。

翌日は東京からもう一台。七人勢揃い。
湯俣が秘境といわれる所以は、東京電力の管轄下であり、某国の表現を借りれば「完全統制区域」
一般車両は6キロも手前の駐車場に車を止め、あとは許可を得たタクシーのみ通行が許される。
もちろんゲートもあり、運転手は主従関係から深々と守衛に敬意を表す。

きけば日本で最大の発電量を誇る高瀬ダムは原発を遥かに凌駕する発電量で、既に久しい以前に原価も償却できたとのこと。
ところが別の話では、いくら浚渫船をだしても、ながれこむ土砂の勢いには勝てず、未来は巨体な砂防ダムと化すとのこと。

湯俣は、ここから片道10Km
着いて早々、一キロ前後はあるトンネルを進む。
幸い、巨体なダムのおかげで、つまり人工的に川下をせり上げたので、ほとんど高低差もなく「遡上」できる。
途中、5キロまでは未舗装ではありますが林道で、歩きやすく話も弾む。

流れ込む硫化水素が、湖をコバルトブルーにします。
この日は雲も多く、神秘な輝きもいまひとつでしたが、
硫黄の湖の色の美しさは、
生命には過酷でも、見とれる何があるのです。