裏通りの島
愛知県・佐久島

2008年11/1
愛知県に存在する有人の離島は三つ。
篠島-日間賀島-佐久島。

篠島と日間賀島は知多半島は先端の河和や師崎から名鉄の旅客船が大々的に運行されている。
それは賑やかなもので、師崎(もろざき)から見る、この二つの島は
まるで現代の軍艦島のようにホテルが林立している。

一方、二つの島と近い存在でありながら、佐久島は全く別の場所からの渡船となる。
愛知県一色町から。
それも町営渡し舟のみの運行。
大資本から見向きもされない、この島は、裏通りの島なのかもしれませんが
なんて魅力溢れる存在なのでしょうか。

引き潮になれば、渡船場が500mも海よりに移動する。
観光開発とは無縁の、生活の足としての町営定期船。
大人一人800円。30分の航行です。

三重県の神島と違い、三河湾に浮かぶ佐久島は渥美半島と知多半島が巨大な防波堤。
全く波も穏やかです。



歩く前に食べましょう。



小さな食堂や民宿が何件か存在する。
三重県の神島は、宿泊客は別として、一介の日帰り旅行社が鮮魚など求めることは、まずできない、不便極まりない島でしたが
佐久島は、飢えの心配も無く、大変に評価できます。



食べ過ぎたので歩きましょう。
歩いて思ったのは、寝袋持参すれば、夜を明かせたりして・・・・
守られるように存在する佐久島は、海に囲まれているのに、どの方角にも、「陸」が見える。
その昔、伊勢神宮の調査官がこの地に来て、あまりの美しさに居を構える決心をし、土地を耕作したのが「作島⇒佐久島」の由縁とも言われます。





全く穏やかな佐久島。
一度だけでは、全てを知り尽くせれない広さ。
佐久島ハイキングなんてのも面白いかもしれません。
皆と同じなのは、この島だけ。
あとは、それぞれが好きなルートで家路に着くなり、、