川魚を食せよ!
その二

2010年6/19



この前の日曜日、羽島での感動をmixi日記に書いたところ、
某マイミクさんが
「良い店あるわよ♪」と、ご一緒することになりました。

こちらも岐阜県、海津市は海津町。
ウナギの白焼きに
鯉の刺身、
そして巨大な目もくらむ鯰の蒲焼。
僕は、汁物に鯉汁を選びました。


鯰の蒲焼について熱く語らねばなりません。
火を通し、照りもつけた料理に仕上げたのに
この脳天を直撃する味わいは何であろうか!!!
鯉の刺身が清涼に感じられる、鯰の深き味わい。
精力が付くであろうとは、舌と脳が実感しています。

ところが、脳天を直撃すこの巨大蒲焼に
前言撤回の美味なる箇所を発見!!

自分で言うのは何ですが、
「食通」になった瞬間でした。。

その美味なる箇所は、
鯰の脳みそ。
泥臭さはなく深き旨み。
この脳みそを身に絡ませ食べるのが
今までの努力の賜物というべきか、
やっと辿り着いた美味なる境地。


その後、淡水魚文化の聖地でもある琵琶湖へ。
途中、長浜により、灸を買う。
某マイミクさんは
最高級の灸一式を買い上げ悦楽の境地に。
僕はというと、フナ寿司に、ウグイの熟れ寿司、そして清酒-七本槍の原酒を買う。

滋賀県ってのは、新幹線を利用する人にとっては
目の前にあるのに手の届かない存在。

近畿への旅先に、滋賀まで行くとするのなら、
相当回数を重ねた先にあるか、何日もじっくりと周遊する週末以上の旅行か。

独特の食文化が根ざしていて、
奥琵琶湖は近畿にあって、少し考えも及ばない広大な風景。
僕としては、近年、特にお気に入りのエリアです。

灸もそうですが、湖東地域は薬草の栽培も盛ん。
知れば知るほど深き文化の湖国です。


ウグイの熟れ寿司に七本槍・原酒。
魚卵はありませんが、
噛み応えがあり、噛むほどに燻製のチーズ、もしくは何かの肉を食べているような
熟成した動物的な味わいが広がり、
度数の高い原酒とともに、晩酌を唸らせるのです。