米 雪 湯
2011年2/11-12-13


滋賀県は彦根でとろける様な思いをしたら、
福井-石川-富山-新潟とほとんど記憶がなく、
目が覚めたら、なんと福島県!!! さらに驚くことは
この間、高速代が1000円。

目覚めの温泉は磐梯熱海というところ。
お目目ぱっちりのあとは、

猪苗代湖。
餌がもらえないと分かったら、またたく間に退散する
都会人より合理的だわよ。ここの鳥。

会津若松の街をぶらり歩きして、
大興奮!!!さざえ堂の摩訶不思議に驚嘆の声をあげたら
あらら、お腹もすくのです。


今回の旅は、湯に食に大変に造詣の深い某夫妻が催します
近江(仮名)交通社の企画。
  ※プレイガールというコミュの外郭団体でもある。
   因みにタロートラベル、ウーマン旅行社も同外郭団体。

↑の写真の田楽屋さんは、それはもう絶品の世界で、
ウーマン唸るのは、既に二度三度と味を確かめた上での
私たちへのご紹介なのですから、やはり深遠な造詣の豊かさに
ただただ唸るだけなのです。

つきたての餅の崩れるのを、その焦げでもって防ぎ、
田楽味噌で味となす、まさに口中に広がる、妙。



この時すでに横浜と仙台からのご友人とも無事に合流できまして、
二台連ねて知らない道を、銀世界を何十キロと走り、
目指すは谷あいの秘湯の宿。


走れば走るほど雪深くなる。

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どこかしらで、こういう景色の襖絵とかは見た覚えもありますが、
足元から湧きだす湯を携える宿なのですから、
交通社の旅は、ある意味、私に一つの極みを見せてもくれるのです。


食事は、地元で採れるものの、最も贅とする冬の馳走。
これは彦根の居酒屋でも言えますが、
地のものを、秀でた形で味わうことに
ウーマンは深い悦びを覚えるのですが、
この三連休は、全てがそのような贅に浴しながらの旅となりました。

外は一面の銀世界と言うのに、私たちは夜にお話の花を
百花繚乱、言いたい&放題!!!




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翌日は、只見の雪まつりに立ち寄り、東北の人の
振る舞う時の度量の広さを実感しました。


酒も、汁物も、振る舞いはケチることなくなみなみと次から次へと。
冬が長いのか、楽しむときのハレへの軸足が
僕の考える歩幅以上なのです。 会津の酒は旨かった!!


会津の温泉は、旨いのですよ。
飲泉も可能な湯も多く、実際に味わいが旨い。
信じられませんが、お湯そのものがスープのようで、
どうでしょう、あられでも浮かべたらお茶漬けのようで
卵をとじたらタマゴスープのような、つまりです、
アミノ酸が入っているのか、湯に旨みがあるのです。



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横浜と仙台の友人ともお別れしまして、四人になった私たち。
新潟県に移動して、新津でコールタールの湯に。
もともと石油を掘ろうとしたら湯が噴き出した温泉。
ですから、鉄道の枕木のような罪な香りがする湯なのです。
この脳天を優しく麻痺させる魅惑の香りの湯は
湯の触りは最後までつるつるとし、体の芯まで温まる。



そのあと、地元の食堂へ。
刺身定食は、それぞれに違う魚が出てきます。
焼き魚でも同じこと。同じ海を泳いでいるのに
味の違いに感嘆し、皆で分け合う地方都市の大衆食堂。


本日のお宿は、【新潟別院】
広大な敷地にあるお屋敷は、全てが雪の下。
その広さは、翌朝に走り回って驚くのですが、
この晩は、良い酒を飲んでは外に出て
ロウソク遊びなどいたしました。


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新潟別院の冬。
それでも、1mは積雪が少なくなったというのですから
なんという豪雪地帯なのでしょうか。

たぶん、春になって訪れても分からないでしょう。
土地の「情報」の95%は雪の下。
四月の終わりには雪も消えるとか。
どんな土地の彩が待っているのか、今は全く想像しかできません。


別院をあとに、来た(であろう)道を舞い戻る。

途中、湯につかっては大衆食堂でタラ汁を賞味し、
吹雪いては晴れ間がのぞいたり
地肌が見えるところもあると思えば、また雪深くなったり、
それは滋賀県は木之本あたりまで繰り返される光景ですが、
いつしか日も暮れ、雪は薄青く山にだけあると分かる頃、
米原インターを降りるのでした。

醒ヶ井という駅で僕は皆さまとお別れをする。
急ぎホームに走りまして、夫人首都への電車を待つ。

長く豊かな旅の終わりに、お礼もままならず、
手を振る間はあまりにも短く
一分ほどでしょうか6両編成の新快速がやってくる。

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交通社御夫妻並びに、参加の皆々様に御礼申し上げるとともに、
この間、体を動かしたと言えば、別院での雪遊び程度で
あとは食べて寝て飲むの【ホウ・ボウ・ゴウ】
ウーマンの非礼をお許しください。

そうそう、人のビール代金を徴収したにもかかわらず
そのビールを持ち帰ったことも、侘びなければなりません。


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春になったら、山菜でまた集まりたいものです!!
どうもありがとうございました。




 2012年12/30 今さらupの特別頁

この旅行の、ちょうど1ヶ月後、東日本大震災が発生する。
旅で見た豊かな東北の大地は痛めつけられ、放射能の恐怖は、
本来の自然災害ならありえない呪縛を今もなお、そして未来永劫叩きつける。

狭い日本に立ち入ることを今後も許さないエリアを作ってしまったこと、
それは国土を外国に奪われるに等しい。先祖にも子孫にも申し開きの出来ぬ原子力発電所の存廃で国論が二分されている現実がとても悲しい。右派も左派も関係なく、国土を愛するのなら、触れない土の存在は、全く説明がつかない。