令和7年4.月avril.2025

le 30 mercredi 水曜日
//新工房日帰り//窯出しをしました。今回、思い切ったプログラムの変更をしましたが、善きに転じました。当分、不足補充に重きを置かねばなりません。もっと新規に色々と挑戦したいのですが、これは夏になってのことかもしれません。商品ではなく工芸品を作りたい。


le 29 mardi 火曜日
//ポップコーン・ダイエット//ここ数日、ポップコーン作りにハマっています。洋は、少ないコーンを油で炒めたら、ポン菓子のように何倍にも膨らむ。これをボリボリ食べても、カロリーは少ないのだが、食べ応えもありまして満腹感もある。ただし、コーンがアメリカ産というのが気に入らない。トランプ大統領の不法移民や麻薬に対する態度は良いと思っても、あとはまるでダメ。アメリカ史上最低の大統領をこの目で見ているのかと思うと、共和党も長く否定的なイメージが付き纏っていくのでしょうか。


le 28 lundi 月曜日
//分かれ道・合流//先日の交通違反でつくづく実感するのは、一旦停止さえすれば、何事もなく続く日常と、これを疎かにしてゴールド免許からの転落。ですが、この違反の意味するところを最大限今後の生活に活かす、つまり受け止め方の成熟度が増せば、何事もなく続く日常の光景とほぼ同じ景色を見る自分が存在する。

災難は無ければよいのですが、あったとしても受け止め方次第で災難が起きる以前の心持ちを持続できる心理的立ち位置を確保できるのだ。最悪なのは、災難に、痛い痛いと泣きわめくだけ。そういう心持ちだと、災難以上に痛さを感じるのでしょう。泣きっ面に蜂。


le 27 dimanche 日曜日
//不足の分野//が幾つかありまして、只今、補充の制作をしています。それが上手く焼けれるかどうかは別なので、時間不足は永続的というか、今のコメ不足のようであります。備蓄米放出しても、ちっとも改善されないし。


le 26 samedi 土曜日
//不具合//日記の表記に不具合発生。原因は未だ分からず。25年も続けていたら、こういうことはあるのだろうけど、これがペンに日記帳であるなら、250年でも、このような不具合は発生しないのだ。


le 25 vendredi 金曜日
//合間合間を大切に//三重工房の稼働が遅れた影響は結構甚大で、春の陣までにたっぷり作り置きは出来ませんでした。一応、出店と出店の間が二週間おきなのでなんとか少ないながらも追加は焼けますので、合間合間に出来ることに専念。ただ、理想を言うなら、デンと構えて各種良品の在庫をたっぷり揃えたうえで、出店するというスタイルなのですが、これは秋の陣になりそうです。

//素敵な作家さん//出店活動をして、一つ良かったことは陶芸以外の作家さんと少しづつ知り合いになれることです。その数は極わずかですが、活動とともに増えていきます。彼等から学ぶことは結構多くて、世の中に異業種交流会がどうしてあるのか良く分かります。例えば革の作家さんの丁寧な仕事ぶりを拝見すると、それは我が作品の粗さの気づきとなります。彼らの作品に対する情熱・制作スタイルは、これも私に大いなる刺激を与えてくれます。共通するのは、各自が何かを作る作家であること。今私はようやくその列に入ったのですが、非陶芸の作家さんからも一目置かれる、そういう作り手になっていきたい。

//私だから出来る作品//素敵だな!!と思う作家さんは、どの分野であれ、この作品はこの人でないと作れない!!という品質があります。当り前と言えば当り前ですが、この機会でなくとも似たような作品には別にある、と思われたら通りすぎてしまいます。特別に関心が無くても、これは見たことがない!!しかも美しい!!!と思われる品質を作って参ります。 つくづく思うのは、どれだけ情熱があっても作らなければ作家ではない。これが大前提で、作り続けて、品質を向上させていく。いづれ以前の作品が、B級に思える日も来ますが、これは良き感覚で成長した証でもある。

兎に角、作って作ってより美しいものを生み出していく。その美しさが、他には無いモノであって、全てはその作家の腕に左右される一つの美の領域。これが確立できた作家は強いと思う。



le 24 jeudi 木曜日
//水汲み//久しぶりに南信濃和田まで水汲みに。昨日の一件はその道中の話です。稲武で朝まで充電しながら仮眠。それから再出発。

こういう事を書くのはどうかと思うけど、40㌔制限の標識がある時、ついつい加速して気が付くとオーバーしている時があります。その感覚を+10km/h以内に納める事とします。一時停止は、電費が悪化したとしても、必ず守って再発進します。


le 23 mercredi 水曜日
//捕まりました//一時停止違反2点減点、罰金7000円。ショックなのは再びゴールド免許を取得するのに5年も無事故無違反を継続しなければならない。手続したのちも再び運転したのですが、本日、捕まったその意味を考える。

//良かったのだ//これより私は再び5年間の旅路に出るのですが、今後を思うと、この長期に亘る戒めは私を守る仕組みにも思えるのです。と、申しますのは捕まるまで、自分の運転に過信していたり尊大な気持ちがあったからです。大丈夫大丈夫と。交通事故は、いつ何時、想定外の惨劇をもたらすか、その可能性は常にあり続けるのだと思うと、この辺りで自分を顧みることは必要であったし、それに気づかしてくれたのが、本日の一件だと思うのです。



le 22 mardi 火曜日
//サトーのイクちゃん//でお買い物。前職の頃、毎日乗り降りしていた国際センター。本日久しぶりに利用しました。改札出たら違う方向に行きましたので、会社の近くに寄る事さえなかったのですが、あの決断をしなければ私は今日もあの辺りに居たのだと思うと、世界はいろいろと分岐するものだと。それから東海伝統工芸展に行きまして、来年こそは私も出品したいと、これまた選択一つで世界が変わるのだと。

帰りに古書店に寄り三冊購入。明日は朝から作陶に専念いたします。不足気味の作品があるという有り難い状況。補充しなくては。

二年前の三月、僕たち10人は専攻科を卒業しました。昨日まで同じ生活だったのに、卒業してからそれぞれの道に別れてしまった。なかには陶芸とは接点のない生き方に戻る人もいましたが、大半はそれぞれが選択した陶芸との関わり。半年一年、二年と経過し、それぞれに選んだ努力が開花しています。本日、栄に行ったのは、同期が東海伝統工芸展に入選したからです。

脱落するのも、向上するのも夢中の熱量。この情熱が生き残るのに足りているかどうかである。努力や継続は当たり前。情熱的であり、どれだけ長く夢中でいられるのか!?? 好きで陶芸を始める人は多いけれど、陶芸で生きていくためには、並みの好きでは難しい。



le 21 lundi 月曜日
//戦後処理//出店終った翌朝は戦後処理と名付けている後片付け。面白い月曜日。本日は朝に空っぽにした車を、お昼からもう一度空っぽに。と、申しますのは10時にy師のところへ向かいまして、反物からガラス板・額縁など今後の活動を考えると嬉しい物品を頂戴することが出来まして、それも相当な量を頂くことができました。これを如何様に活用するか考えるのは楽しいものです。いつも、ありがとうございます。

そうそう久しぶりにメダカちゃん水槽をじっくり覗き込むと11匹はいました。ことしは水槽に葦を植えたので、この浄化能力がいかほどのものか知るために、まだ水替えはしていません。

アゲハ蝶が羽化して旅立とうとしているのだけど、片方の羽が開けず力尽きて死んでしまった蝶を見てしまいました。牡丹の紅色の花びらをお布団のようにして御弔い。

//粋な男//ある若者の話を一つ。私の出店活動は浜松からスタートしました。今、その活動は主催者の痴呆が進行したため解散となりました。私は解散の半年前に卒業したのですが、聞くところによると、参加者は、引き継いで開催したいというのだが最終的には誰も責任を取りたくないので、皆一歩下がる。そんな中、岐阜の青年が一人浜松市と交渉し開催に向けた段取りをしてくれたとのこと。親分が、その青年になったので彼の意向が反映されますが、これを機に若返りを図りたいとのことです。幸い私も若手に分類されるので、参加して盛り立てていきたいと思っています。


le 20 dimanche 日曜日
//ありがとうございました!!//午前中に3100円。午後も14時過ぎまで2500円。なかなか厳しいものがありまして、前日と平均すれば、こんなものかと言い訳も考えたりしたのですが、それから、アレまあ!という展開。前日には及びませんでしたが、多くの方々に買ってもらいまして感謝の気持ちが溢れます。 

18時に富士市を出発。焼津まで静清(せいしん)バイパスを利用。ここで充電。吉田インターから浜松までは東名利用。インター近くで充電。浜名バイパスを利用して豊橋で充電。さらにバイパスを利用して11:45に自宅へ。

富士市から見る富士山は霞の中で判然とはいきませんでしたが、それでも圧倒的な標高差で雄大な裾野。山は信州の景観を何度も見ていますが、富士山の存在感は他に類するものが無い隔絶したものがあり、後日快晴の富士市には是非とも訪ねてみたいものだと強く思うのでした。


le 19 samedi 土曜日
//ありがたや!ありがたや!!//名古屋から遠く初めての場所での出店。夏のような暑さにもかかわらず、嬉しい一日で終えることが出来ました。この出店に際して名古屋で積込みをしていた時、初年度の売上台帳を見付けしばし中断。何回か記述しましたが、初年のゴールデンウィーク。浜松での出店は二日とも売り上げ0円でした。

//螺旋階段//二年前の春からこの活動を始めたのですが、どんなに厳しい結果でも陶芸が好きで魂の底から信頼しているので、辛いとか苦しいという感覚は無いのですが、数字の面から言うと、0からのスタートで凸凹ありながらも確実に成長しています。後日の【厳しいな!!】という数字は、以前の【良く頑張った!!】あたりであり、どんな時代でも良き日もあれば厳しき日もある。ただ継続することで確実に底上げされており、人生は浮き沈みあるにせよ向上の一途なのだ。


le 18 vendredi 金曜日
只今、4/21。遡って記述します。
//前日搬入//この週末は富士市で出店。現状、東の最果てになります。この距離で当日搬入は無理なので、金曜土曜と富士市に宿泊の意気込み。15時から設営できるのですが、非力な電気自動車なので何回か充電も必要。5時過ぎに出発!!!

バイパスも完成しまして、名古屋の緑区の次の信号が浜松市西区という日本で最長なのかしら??全て一般道なのです。初回の充電は磐田市。それから御前崎の道の駅で二回目。三回目は静岡市内のコンビニ、それから静岡のイトーヨーカドーでは普通充電を。こうして富士市に到達できました。

富士山は霞んで見ることはできず、極めて残念ですが雨が降らないだけでも良しとしなければ。旧市街に当たる吉原宿の宿で二泊します。晩御飯は地元の食堂。昔した地方都市で過ごす週末のようで、理想の出店活動に近づきつつあると、三年目の春です。


le 17 jeudi 木曜日
//私には無理な芸当//荷物をまとめて旅に出ること。毎回、荷物を軽くして出店する!!と意気込んでも、その意気込みがアレもコレも追加となりまして、結果は逆の姿に。

バイパスも完成しまして名古屋の緑区から浜松市西区まで信号0区間となりました。今回初めて利用します。便利過ぎて渋滞するらしいので8時には浜松に着くよう早朝出発しなければなりませんね。


le 16 mercredi 水曜日
//大失敗//三重工房日帰り。窯出しして目に入ったのは大失敗な光景。それも窯大での大失敗なのでダメージは大きいのです。甚大です。富士の出店に追加をと思っていたのですがはじけ飛んだ夢でした。

ただし、失敗にこそ善き情報はあるので、汲み取って後日の進歩に繋げます。


le 15 mardi 火曜日
//ダイエット//とりあえず体重の5%をこの世から消し去りましょう。まずは食事に時間をかける。良く噛んで、なるべく匙は使わずお箸で。お酒の代わりに黒酢のお湯割り。

本日は午後から寒冷前線が通過。虹が現れ気温が一気に下がり、寒の戻りですね。粘土こそ触らなかったものの、諸々忙しい一日となりました。


le 14 lundi 月曜日
//こんな感覚あるよね??//前職の頃、毎日車に乗っていました。時にこんな感覚に襲われる事がありまして、ここに記します。それは今運転しているのに、例えばここに至るまでのある区間の運転の記憶が全く無いこと。もちろん居眠り運転でも気を失っているわけでもありません。事故なく、その記憶の無い区間を過ぎて、今に至っているのですから。そして、私は懸命にその区間の記憶を思い出そうとするのですが絶対に思い出せない。

そんな感覚がたまにありました。今現在で言うと陶芸の作業中になるのですが、「なんで私は今この作業をしているのだろう??」と、どこかしら魂がここに無いような感覚を覚えるのです。これは良くあることなのです。

また雨が降ってきました。昨日のような嵐ではありませんが雨上がりは空気が澄み切るので、明日は真っ青な青空なのかしら??

本日は一輪挿しを23個作ったところで今ある粘土を使い切りました。1万円売り上げるのに一輪挿しを何個売る必要があるのか??これは私の一定した観測尺度。瀬戸を卒業したころ、5-6個売り上げて到達する価格設定でしたが、4-5個、そして暫くは4個が基準になっていましたが、現在は3個であります。もちろん2500円の価格もあるので必ずしも3個ではありませんが、主たる価格帯の基準は3個売り上げたら1万円を超えるとしています。目指すところは2個以下で到達するものですが、そのためには更に美しい作品にしなくてはなりません。そういう意味において結晶釉は伸びしろがあるので私は良い釉薬に惚れ込んだものよ!と思います。

ですが一輪挿しという性質上、売れにくい価格帯に拘ってもダメなので、そろそろ上限に来たな!?と思ったら、次は如何に少量の粘土で、小さなサイズでその価格帯に到達できるのかと、こちらも考えなくてはなりません。この原料消費の基準もありまして、それはダイソーに売っている小さな珪藻土の水切り板の上に、何個置けるのかという尺度。小さく沢山置けて、目指す価格帯に到達できるように、こちらの技芸も高めなくてはなりません。

小さくても良いのである。圧倒的に美しく大ぶりな宝石みたいな作品になるよう、改良と研究は生涯続くと思われます。


le 13 dimanche 日曜日
//櫻が美しいのは//それはタンポポの綿毛のように、野に山にうっすらと光と空気を纏った大きな綿毛みたいな存在が、この時期だけ浮かび上がる。例えば堤防の土手にある大きな桜の木は、遠くから見ると薄紅色の大きな綿毛なのである。山桜は、山腹のあちこちに浮かぶ雲のように、ふんわりと春の空気を溜め込んで浮遊している。これは梅にはできない芸当であると思う。

その桜も、本日の春の嵐で散り果て、程なくして若葉美しい新緑に。そこの桜の木があったことなど、次の春まですっかり忘れるのも毎年のこと。


le 12 samedi 土曜日
//圧倒的仮眠//工房の椅子に20分くらい座りながら寝てしまった。これが深い深い眠りなのだが、不思議なことに脳の一部は動いていて新しい意匠を思い浮かべている。

夢の時間感覚が不思議です。実際は数秒の夢であっても夢の中では圧倒的に長い。でも、これは何かの真実なのかもしれない。たまたま、この地球に生きているから、この時間感覚なわけであって、何かしら違う世界で生きたとすると、地球の数秒は現地の数時間とかあるのかもしれない。

2025年の私が目を閉じ1万年前の地球を想像する時、瞬時にして到達する訳である。仮に人間に向こうを見る能力があるとするなら、目的地までの中間を全て省略することができる。これこそワープであるわけで、案外、簡単な技術だったりして。


le 11 vendredi 金曜日
只今、4/13。工房より戻りましたので遡って記述します。
//窯中//三重工房には名古屋と同型の窯小と、遥かに大きい窯大があります。本日は素焼き。どんなに工夫しても窯小には入らなく、窯大だとスカスカ。ですが素焼本焼きと焼成できるのは共に一回のみなので、俗に言う大名焼。窯中があればよいのですが贅沢に窯大で焼成しました。


le 10 jeudi 木曜日
//宇宙美術宣言!!//私の陶芸は結晶釉に重きを置いています。常に新しき表現を目指していますが、では何かをイメージしているのかというと特にはない。ですが何かに例えなければならないとするなら、宇宙の星々の煌めきになるのではないでしょうか??それを如何に文字として現わしていきましょうか??

//昭和残侠伝//最近、高倉健が気になるのです。と、いうか昭和残侠伝とか女賭博師とかの昔のやくざ映画。令和の時代に昭和残侠伝。生き方も趣味も感心事も人とは違って我が道を行き過ぎ、もはや友達なんて日本の空の下に、ほぼ0で推移。でも、これって後日のビッグバンというのか爆発的伸張の前触れだと解釈しています!!!!!!


le 9 mercredi 水曜日
//今回もまた//時間が無いことが判明。毎度のことですが、いつも時間が足りない。おそらく生涯にわたって時間の不足を感じるのでしょう。陶芸に専念しても時間が足りないのです。でも、これは有難いことです。人によっては退屈な感情からアルコールやギャンブルに走る人もいるでしょうし、そういう誘惑の世界に近づく暇も無いのは身を守る有効な仕組みでもあるのでしょう。


le 8 mardi 火曜日
//夢中の基準が上がった//陶芸は我が魂の謳歌するところ。まさに陶芸を極めんがため、この世に生まれてきたのだから、どの様な時代になろうとも迷うことはない。ただし世の中の景気は変わるものであり、好景気・不景気と都合良いのは、言うまでもなく好景気である。ところが時代は不景気に転じつつある。それでも私は陶芸で生きていくわけであるから、何か変わるところがあるとするなら、それは夢中の基準が不景気に反比例するように右肩上がりで上昇していくことだろう。つまり今以上の夢中を持続させ、鬼気迫るような夢中でもって陶芸に挑む。このくらいの夢中でもって道を切り拓いていく時代の到来なのだ。

ただたんに陶芸が好きだからという心持ちでは、好景気なら許されても、これからの時代、その程度の情熱では落伍者の列に並ぶと思う。そういう意味では厳しいのかもしれませんが、幸いに私にとっては、今以上に没頭し夢中であるべきという、有り難い道であるから、どれだけ救われているのかと思うのです。私だから表現できる美的作品。この美の水準を更に更に高めていけば良いのである。極めて単純な構造で、不景気はただ単に作品の価値を我が技芸の向上が今以上に求められるだけである。

扱う商品に会社に愛情もなく、それなのにノルマがある。それも不景気でのノルマ。こういう状況に身を置く方々に比べたら、どれだけ恵まれているのかと思うのです。

今年で24年を迎える、この日記なのですが、この間、不景気もありまして、どう生きていくべきか、例えばエレガンス廉価版とか書き綴ったものです。こういう防衛の知恵も楽しかったのですが、今の私は果敢に進んでいくべきであり、考えるなら、勇気と知恵の総動員。ビクビク怯えていた時代もありましたが、怯える暇が無いのは人間を強くさせますね。


le 7 lundi 月曜日
//考えて決める時代//こうも簡単に世界同時恐慌に差し掛かるものだとは思いませんでした。コロナ禍での閉塞感は一律の行動制限による経済活動の鈍化。官製不景気みたいなものでしたが、お上の言うとおりにすれば良かったので、自由がないだけで不安感とかはありませんでした。ところがトランプ恐慌は、経済活動は引き続き自由なわけで、これは各人の思慮と決断力・行動力、場合によっては忍耐力と諸々試されます。浮き沈みは大いに個人の采配に影響されるのでしょう。

あると思った資産が数日のうちに消えた。詐欺や強盗なら、お金が左右に移動するだけですが、株価の暴落は誰の手にも移らず、ただただ消えてしまう。これが世界各地で発生するわけです。こういう数年は続くだろう、経済的な痛みの時代に私は陶芸家として生きていくわけである。

考えて決める時代の到来です。それは原価の見直しとか表面的なものではなく、徹底的に行動の哲学であるような気がする。つまるところ、どうして陶芸家として生きているのか!??と言うことである。恐慌時であっても、この道を進む哲学。幸い、この厖大な日記は私の全集・聖典でもありますので、難しいことではなく、以前の記述に大いに由ることも出来ます。それに私は考えることがとても好きであります。緊急時における信念というか哲学が確立したなら、それは大いに私を励ますことでしょう。


le 6 dimanche 日曜日
//さらに分らぬもので//朝から雨。途中から曇り空になりましたが客の入りは前日比70%減でしょうか?? 今日こそは覚悟していましたが、これも不思議なもので午後も遅い時刻になってから、あれよあれよと昨日とほぼ同じ。

明日から数日は一輪挿しに特化して集中的に制作します。

昔、陶芸家の発言で在庫がなくなったから急いで作らねばという内容の記憶がります。同種の発言は多くの陶芸家が発するものですが、こと私に至っては、そんな状況は一向に現れませんでしたが、とうとう良品というかA級の作品が品薄になってきたので、頑張らねばなりません。もちろん表に出る機会を失った昔の作品は山とありますが、これに罪は無いので、いつの日かB品祭りで格安で放出し、その利益は寄附するとか、有効な販路を見つけねばなりません。


le 5 samedi 土曜日
//全く持って分らぬもので//どういう訳だか全く売れず時間だけが過ぎていく。こんな日もあるわな!と思ったりもしましたが、最後の一時間で、アレまああ!という結果に。

最近、強くなってきたと感じることが良くあります。でも冷静に考えるなら、作品の完成度が高くなった故の事でしょう。その当時も、自分の作品は素晴しい!!と思っていたのですが、安住することなく常に改善を加え、その結果の今なのだと思う。一方、瞬間瞬間切り取って、それで全てを理解するように発言するなら、売れもしないのに作ってばかり!!!と物言いをするのでしょうが、こういう近視眼的な真実に基づく言動は、終局的には【程度の低い真実を齎す】のだと思うのです。

確かに、その一面を見れば真実ではあるが、その真実が後日の幸せを運んでくるのだろうか??こういう本質的な問いには責任も湧いてくるので、得てして言わないものである。足を引っ張ってばかりの人が言う真実は、かなり程度の低い未来なのだ。悪く言えば、心のどこかにはそれを願っていて、「私の言うことが正しかっただろ!!」と言いたいだけなのかもしれない。人物を観察するなら、そういう人は、まずもって他人の成功を認められない・不愉快に思う性格であると思う。


le 4 vendredi 金曜日
//変な夢//若社長の母上が私に馬乗りになって、私をポカポカ叩きまくる。。。。これをどう解釈すれば良いのだか。。。あちらは上手く行っておらず、そのモヤモヤを私に向けているのか!??

もう4年も前に枝分かれしたというのに!!!!!

名古屋に居る時は毎日、公園へゴミ拾い散歩をしています。春は美しいですね。特に春なのに少し寒い北風が吹く日、雨上がりの晴れの日は、白い晴れではなく冬のような青い晴れ。桜が満開で、ほかにも色とりどりのお花が咲いています。そして気の早い樹木は若葉を広げつつあり、色彩が本当に美しい。 

明日明後日の準備は終えたので、少しノンビリいたしましょう。

//大不況が来たなら//いづれリセットは来るのだろうとは思いましたが、その引き金をトランプ大統領は引いたのかもしれません。もはや私は自由経済人なので、会社を守るとか会社の存続に人生を合わせる事もないので、仮に大不況が来たとしたらどうするべきなのか!?? それは以前の日記に書きましたが粘土山を購入して、売れない時期は原材料を作れば良いと思っています。不況が来るなら、好況もやって来る。その時、原材料代を支払わず制作できるなら、不況時代の落ち込みも早い時期に回復するのではと思っています。そして人口バランスなのですが、よほどの大不況が到来しない限り仕事はあります。この人手不足は、かなりの不況が来ても有効求人倍率は1.00以上であると考えています。どちらにせよ大きく動く時期はなにかと良い機会でもあると考えています。

そもそも、私は我が陶芸作品を世に広めるために産まれてきたようなものだから、世の中が大きく変わっても、陶芸の使命は私に与え続けられると考えています。つまり、その様な時期が来たら別なる行動も取り入れれば良いのであって、私が全力で取り組むべきは、【私だから表現できる美】の水準を格段に上昇させるべき。こと結晶釉の分野においては誰もが唸り世界の方々にも支持されるような水準の美的世界を構築することが、我が魂の義務であり、諸課題はこの道に沿って自ずと解決されるでしょう。

どうしてこのように言いきれるかというと14年前の2月の最終土曜日に陶芸に出会って以降、私の陶芸への情熱は爆発し、全く持って今に至るまで衰えていないからです。
ここに崇高な意味が無いなんて【あり得ない】のだ。これは生涯進む道なのだから、陶芸で魂を謳歌する以上、その様な日々は継続されるのが自然の摂理だと考えるからです。


le 3 jeudi 木曜日
//昨日から頭が痛い//確かに低気圧が近づいていますが、普段から天候で頭が痛くなることはない。不思議な現象ですが、これも吉兆と捉えています。

我が人生であり得ない頭痛は一度だけ。これも陶芸関係。それは二日ほど続きましたが、陶磁美術館の陶芸館で、某指導員から出禁じみたことを言われたとき。帰宅してから弓矢に射抜かれたような頭痛が続く。私の奇妙な頭痛は風邪や低気圧ではなく、どうやら次元の上昇というのか状況の激変の予告。それは後になってから分るもので、激頭痛のあと名古屋に小さな作業場を構える。でも、今の自分を振り返ると、大きな転機であり、それは素晴しく良い方向の良き世界への転機であったと。

全ての事に共通なのは痛みでも驚きでも、時に悲しみであっても、その後に何をするのかによって、善き転換点であったと解釈することができる。つまり、毎日、【今】を一生懸命に魂を捧げるように生きれば、辿ってきたすべての日々は素晴しき礎であったのだと、愛おしく思えるものなのだ。

//善きことというのは//自らの技量が高まることとも言えますが、良き御縁を頂くことも極めて重要。新しい世界とは、自らの技量が向上したからと言って見えるものではなく、その技術の結果、新しい御縁などを頂き世界の輪郭が変わっていくことによって目に入るものなのだろう。

よって私は常に技芸を高め、【私だからこそお届けできる美】の水準を高め続けなければならない。その折々で新たに御縁を頂く貴き人々にも会うのだから、これで良い!!と向上を止めてしまったら、それでお仕舞になる。そう考えると、特別に大きなものを作るより、まずは小さくて品のある形状を沢山作り、これを如何にして美しく完成させるのか。つまり研鑽の母数を大きくすることが肝要であると思う。



le 2 mercredi 水曜日
//今はその時期ではない//諦めのレベルが低い訳ではありません。とりあえず集中力をもって挑むのですが、全く形にならない時があって、こういう状況に陥った場合、「今はその時期ではない」と方針を変えます。これは作陶の意匠に限定されるものではなく、日常においての諸々の整備などでも行います。

陶芸に関していえば会社と違って物言いをしてくる人もいない。気楽と言えば気楽ですが、視野の狭い気楽では先も知れている。こういう場合、神様は近親者の口を借りて聞きづらいことを私に伝える。陶芸のことなんて知りもしないのに!!と跳ね返すことも出来ますが、その、ある種の物言いの中には私の見落としているところが往々にしてあるもので、傾聴に値します。


le 1er mardi 火曜日
只今、4/3。工房より戻りましたので遡って記述します。
//今日の地下鉄は//きっと見るからに新入社員と分かる人たちが沢山乗車しているのでしょう。新年度ではありますが、私にとっては昨日に引き続き変わらぬ4月の1日。

昨日の夕方から三重工房に入りました。



 
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