令和6年4月avril.2024

le 30 mardi 火曜日
//朝から晩まで//次の素焼きは一回では収まり切れない。
前回出店から次回迄二週間の間があります。それ以前は週末毎だったので時間的な余裕もあるはずですが、結局足りないと言わざるを得ない。おそらく一か月であっても同じことを言うと思う。

何をするにも50個100個とまとまった数を作る。それは技術を我が物にしたい、この欲に基づく。それ故、興味が多岐にわたる私にとって、どれだけ時間があっても足りないと、そういう結末になるのだ。


le 29 lundi 月曜日
//哲学は大切//この箇所が欠損したままだと、ただ勢いで進むしかない。でも、この手の気負いは長続きするものではなく、物事を成すには著しく不利でもある。
そこに自分なりの哲学が確立できると、気負いは消えて自然体に取り組むことが出来る。怒りとか憧れ、焦りとか嫉妬の感情で何かを成し遂げることは、まず無理である。

私が陶芸をする意味は、怒りでも焦りでも憧れや嫉妬でもない。では訳もなく無性でやりたいのかと言えば確かのその側面もあるのだが、ここに哲学を確立せねばならない。その哲学を言語化出来て、諳んじる位になると、もはや誰にも止められないのだろう。

魂を謳歌する内容であり、この世に産まれ与えられた命を、今、陶芸に焦点を絞る意味。有限な命を、何に充てるか。そう思うと、私の美的感覚。手先の器用さ加減。それに独自の結晶釉の世界は、自ずと融合していき、これより哲学的意味合いのある造形を施すのであろう。

今に至るまでの全ては、これを構築するために意味もあって必要でもあった。その上に私が成り立つ。


le 28 dimanche 日曜日
//15個//50個には程遠く。

前職で働いていたこの時期、GWの過ごし方も陶芸なのだろうと昔の日記を読み返したのですが、2020年ですよ。それなのに、先日はまだ在職している夢を見る。。。

もともと孤独志向で陶芸に没頭する。私の人間関係は実に狭いのだろう。だから、4年前の人間模様も思い出すのだ。高校一年の頃、小学校6年の人間模様を思い浮かべたりしない。今の私に、分厚い人間的関わりがあるのなら、前職の夢も想像も一切しないはずである。その意味においては、私はまだ新しい世界に到達していない。


le 27 samedi 土曜日
//曜日感覚なし//世間では本日からGWですが、私には全くその感覚がりません。普段と変わらず作業場に籠る。

私が未だに職を継続したとしても、この期間は陶芸に没頭していたはず。それは過去の日記から読み解けます。

本日は一輪挿しを50個仕上げました。100個が目標なので明日には完了したいのですが、明日は午後から窯出しの施釉、窯詰めが控えており、午前中が勝負になりそうです。早起きしなくては!!


le 26 vendredi 金曜日
//変な夢を見た!!//ビニール人形と呼ばれた彼が、何故か社用車で昼寝をしている。それも我が家の駐車場。母上が不気味だから何とかして!!と言う。彼を起こし、どういうこと!??と言い、この後、心的世界。まもなく私は、この会社を辞めるから、今のことは見て見ぬ振りをする。それとも新社長に苦言を呈す。どうしようか迷う夢。

ちょっとした休憩とかで、ウトウトする時、実はとんでもない夢を見ていることに最近気づくのだ。時間にして数秒なのに、夢のボリュームは物凄く長い。


le 25 jeudi 木曜日
//新工房日帰り//それでも帰宅後に少し作陶を。

作るべきものを作ったら、一級品制作の時間を確保したい。でも、これは新工房かな。
そろそろ一輪挿し100個制作を始めなくては。


le 24 mercredi 水曜日
//半養生//仕事面では粘土の再生。素焼き窯出し⇒施釉⇒窯詰め(本焼き) 残りの時間は父上の通院介助と買物だけであり、昨日に引き続き無理をせず養生に。

そろそろ蚊が飛び始めていますが、今年はこんな実験を考えています。蚊取り線香をアルコール液に浸し、その蒸気で忌避させ得ることは可能かどうか? 相当長持ちするのでは??と考えています。


le 23 mardi 火曜日
//養生//朝一番で【戦後処理】なる片付け。それから窯出しの窯詰め。これ以降は養生に徹する。

//我が美を信ぜよ//全く認知も実績も無い状況にあって、ただ我が美を信じて造形したものが、時間差はあるにせよ、そののち徐々に受け入れられつつある光景が展開されています。
努力とか忍耐は、
全く実績も根拠も無い状況にあって、ただ我が美を信じて造形する期間
②その後の時間差

この①と②を信念を持って、いやいや、この間に更に精進する気概があって、ようやく回答を得られるものなのだろう。

待てない者、
自分を信じられない者、
0回答の日々に待つだけの者、
おなじくこの期間に努力や向上を怠る者
このような心的態度をとる者に、その先の展開が無いともいえる。

特に注意する人も励ます人もいない私でありますが、自分を律する要素は【夢中】 これに尽きます。陶芸に【夢中】が失せた時、私は引退することになります。今後の人生でどれだけ陶芸に専念できるかは、最大値が寿命に夢中が並走する姿。そうなるように健康で老いても夢中の心を忘れずに。


le 22 lundi 月曜日
//三日目//初日を1に例えるなら、二日目は0.5で、本日は1.5の売り上げになりました。
そうそう、前職で後輩だった人がお土産付きで遊びに来てくれました。

喉に痛みを感じながら名古屋に戻る。


le 21 dimanche 日曜日
//二日目//午後から雨の日曜日。苦戦しました。売り上げは前日の半分。本当に感謝しかありません。お買い上げくださりありがとうございます。

浜松日帰りですが睡眠時間は6時間30分が最大の確保量。ちょっと疲れが身体に出ております。


le 20 samedi 土曜日
//浜松初日//一月以来の浜松です。この場所は、私の作品の真価が問われる場所。と、申しますのは、買う意思のない人の通り過ぎる人が実に多い。新浜松駅から浜松駅の間に出店。皆が別の目的があって足早に通り過ぎるのだが、この中にあって、私の作品に目が留まりお買い上げしてくれる人の有無を知れる場所。

今日から三日間。その都度名古屋に戻ります。


le 19 vendredi 金曜日
//メダカちゃん//5匹元気にしております。どんなに眺めていても飽きません。面白いですね!!あんなに小さなメダカなのに、それぞれ性格が違うのですよ。そうそう本日、蚊初日。

去年の三月から出店していますが、最初は一輪挿しでした。そして今、平皿が二本目の柱になろうとしています。新工房が完成したら平皿は此処で、一輪挿しは名古屋で作ろうと思います。電動ろくろの生産性にあやかり、新しく生まれた時間に三本目の柱を建立します。行く行くは新工房で三本、名古屋で二本の柱を建て、これに関しては一級のレベルで私だからこその世界を構築したいのです。


le 18 jeudi 木曜日
//キ〇タ○くん//結婚!!!!おめでとうございます。末永くお幸せに。
全てが夢中で全力で挑み誰よりも早く結果を得る。だけれど驕ることもなく、いつもと同じ。

結婚とは縁の無かった私ですが、これも導かれての事。色恋とは無縁の私でしたが、誰それのお話を見聞きしたにせよ、もう僻み八束水の気持ちも湧きません。私が心することは、この人生に凛とした気持ちを持ち続けること。陶芸で言えば美しく色気のある、妖艶な作品を作り続けること。

人生の終着駅は昇天する時の一回だけ。命あるのに、それ以前にゴールなど設けることは致しません。よって、私の人生にゴールなどは生きているうちに存在するものではない。どれだけ突き進んで行くかが我が人生。

宇宙が生まれて、ドロドロの地球が冷えて今の姿になる。それから生命が誕生したのであるが、考えてみると一切の存在は、必要に応じて、求められる形になるように導かれていると思う。誰かの何かの足を引っ張るために、それが理由で誕生した物質も生命も存在しない。

だから、もっと突き進めば良いのだ。いや、突き進むために産まれたとも言える。何でもって命を謳歌するか?幸せだと思う。


le 17 mercredi 水曜日
//階段を上った//いつかの日記で連続する平皿の失敗は、この程度のモノを世に出すな!!という強制措置であると書きまして、その制作に改善が見られたら、この失敗の境地も脱出するであろうと。

本日、また一つ階段を上りました。あれほど失敗が続いたのに、本日の窯出しは美しい作品を手にすることが出来ました。釉薬に何ら変化もないのに!!!


le 16 mercredi 火曜日
//15:30//本日は15:30に制作を終える。それから入力し、少し寝る。疲れが出たのでしょう。
本日したことといえば、朝から窯の排熱を利用して粘土の再生。10kgほど再生し、これを用いて36枚の小さな長方形の平皿を。
明日は朝から頑張りますが。通院の付き添いや買物等、なかなか丸一日専念はできません。

こうやって老いていく親を介抱出来るのも、この道を選択したからこそ可能なのだろう。

自分でも褒めたいのは、我が作品ですが、手回し轆轤で、良くここまで作れるものだわと。新工房では電動ろくろが待っていますので、このような制限化の自由も今だけのことです。ただ思うのは、制限があるからこそ工夫し上達すると。


le 15 mardi 月曜日
//メダカ//全滅したと思ったメダカちゃん、一匹生きていました。お友達も欲しいでしょうに、4匹飼いまして放流。庭の火鉢をメダカ鉢にしているのですが、どれだけ眺めていても飽きません。

本日はぎっくり腰になりかけました。しばらくは慎重に。


le 14 dimanche 日曜日
//二日目//大幅な赤字になりました。それで卓袱台蹴飛ばして焼け酒飲んで寝るだけなら、人間の価値はない。大赤字で大敗北にはなりましたが、だからこそ学べた事柄もあるわけで、これを学び上げなければ、その程度の人間になってしまう。


le 13 samedi 土曜日
//大失態一日目//出店場所の傾向と私の作品が全くかみ合わず、大敗北な初日でした。経験を広げると、多治見を辞めて出店料も遥かに高い所を選んだわけですがミスマッチの恐ろしさを終日味わう一日となりました。去年の飯田以来のことです。明日もあるから修行ですね。


le 12 vendredi 金曜日
//素晴らしい失敗//最近、平皿が不調でした。失敗続きの理由が分かりました。この程度のモノを世に出すな!!という緊急停止であったと。不調の全てを釉薬にあると考える思慮の浅さを気づかせる強制的失敗。


le 11 jeudi 木曜日
//8時前から8時過ぎ迄//久しぶりに終日作陶に専念できる。お天気も良く乾燥も進み作りに作る。現在は手回し轆轤ですが、新工房では電動ろくろも活用し生産性を挙げていきます。連日時間が無いと言っていますが、没頭することと生産性を上げること、この二つしか解決策が見当たりません。没頭することは毎日のことなので、生産性を上げる工夫は必要。これには失敗を避ける意味も加わってきます。

瀬戸のコミュニティーFMでは過去の番組も聞けて、今も瀬戸で頑張る同期や後輩のインタビューとかも挙がっています。後輩の女性の話が10分ほど。陶芸への情熱が桁違いというか、素晴らしい内容でした。


le 10 mercredi 水曜日
//作り方変えた//二工程に分けて制作。まるで初心者のような作り方になりますが、こちらの方が美しく早く仕上がる。

家族の所用を手伝うと、例えば午前の半分とか午後の半分を費やすことになる。忙しいからといって、割愛するわけにはいかず、昨日も今日も。よって22時まで作業場に籠る。


le 9 mardi 火曜日
//杞憂でした//今朝、line見たと今頃連絡。でも、無事で良かったです。杞憂でした。

明日は午後から窯出しの、窯詰め⇒本焼き。よって予め施釉もしなければ。
毎回、忙しいと書いていますが怠ける余地が無いことは、組織に属さない者としては律するための装置でもあり、これは有難いことだと思う。明日は朝から釉薬の補充から始めます。

そうそう外出予定も二軒あるのですが、それも陶芸関連。趣味が仕事になると、美術館に行くのも仕事の一環になります。だから全く非陶芸の休日というものは、私にとって年間5日程になると思う。ですが、年間休日5日を少ないとか不満に思うことも無いのだから、夢中と生き方が一致すると、人間の底力というものは驚くまでの胆力を持つものですね。究極の生産性とは、対象に没頭できるくらいの夢中を持っているかどうかだと思う。


le 8 lundi 月曜日
//戦後処理//朝一番から車の荷下ろし。片付けです。それから、少し仮眠して窯出しからの施釉、本焼き。作陶する時間が無く、これは明朝からスタート。

妙に疲れたのは日に焼けたからでしょう。明日も雨らしい。窯の排熱で作品を乾かします。

一つ気になるのが、lineで既読にもならない。入院とかでなければ良いのですが。


le 7 dimanche 日曜日
//ガス窯では出来ない芸当//覚王山二日目。この間、電気窯では素焼を。この分身の術が出来るのも電気窯の特性故です。

流石に帰宅後は疲労のあまり何も出来ない。寝るだけです。


le 6 samedi 土曜日
//覚王山初日//市内のイベントだと行き帰りがとても楽です。少し名古屋市内のイベントも果敢に挑んでいこうかと思います。

帰宅後窯出しをしましたが、作品二つが爆発し、その破片で全滅。


le 5 vendredi 金曜日
//ガソリン車だったら//ディーゼルでも良いのですが、例えばルノーのカングーとかあれば、もっと広範に出店できる。それは仕事であって、旅行のようでもある。今のところは、古いリーフで遠出は無理なのですが、この懸案も乗り越えて、もっと遠くまで作品を運びたい。

出勤時間もなく、会議もない。陶芸に専念できる環境なのに時間が無い。一つ良いことを挙げれば、これ故、怠け心が全く発生しないのです。怠惰になることも弱気になることも嫌気がさすことも、全く無い。こういうマイナスの感情の余地が無いのも忙しい効用の一つです。

この時間の無さなのですが、注文に追われて忙しいのではなく、美しきものを生み出す実験などを繰り返しているからです。だから良品がちっともたまらない。でも、このスタイルは変更しないでしょう。常に美しき造形の更新を進めることは、私の強さになると、存在の確かさになるからです。いつもいつも夢中で作る作品は、半年もすれば前と変わっていく。そういう美の更新を繰り返して、何本か私を構成する太い柱になってもらうことが、私の作業スタイル。いづれ、【多岐にわたる美しきものを少しだけ】そんな作家になるでしょう。全く持って美しい○○という上質を多岐にわたって取り揃えたい。


le 4 jeudi 木曜日
//22時まで//朝の7:30から22時まで没頭。あっという間に朝から夜になりました。あああ、一か月くらい、作陶に専念したい。


le 3 mercredi 水曜日
//充実の一日//漸く工房に籠れます。朝から夜まで。
明日は晴れるとのこと。作陶して、それから窯出し、施釉、本焼き。そのあと再び作陶。
明日の本焼きは土曜日の窯出し。それから素焼の窯詰になります。だから、明日明後日はしっかり作陶して素焼き窯に入れる作品を増やさなくては。


le 2 mardi 火曜日
//目的叶わず//本日も出店。昨日今日と出店したのですが、目的の一つに閑散の中、読書でもして過ごす。そんな過ごし方。ところが、毎年ここで会う、同じ陶器を出店するお爺さんと会うのですが、彼もすることもないのでべらべら喋りかける。それも殆どが去年と同じ内容。。檀家の付き合いで出店しましたが、閑散の楽しみは奪われました。


le 1er lundi 月曜日
//強風//風の強い一日でした。近所のお寺さんの花まつりに出店。誰もいなくて売り上げ0円。14:30には撤収。

明日は朝一番から窯出しして、施釉、本焼き。時間が無いので、釉薬は絞り込みます。


 
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