juin.2013



le 30 dimanche
//半分経過// この前、除夜の鐘を録音しに行ったと思ったのですが。。。あれから半年、何していたのでしょうか。

スカパーとスポーツサロンを解約。
南信州新聞、購読開始。
祖母他界。


思うのだ。僕は皆と同じように芸として歳をとるけれど、芸社会には依存しない歳の取り方をする。ともすれば老いて寂しくなると、いやいや若いうちから同族に安らぎを求め飲み屋を徘徊とか、昼も夜も平日も週末も仕事以外は芸だけにしか会わないという生き方。それは理解できます。相応の歳なのに結婚もしなければ、いづれその質問攻めにあうだろうし、そういう厄介や面倒から芸社会は解放させてくれる。

僕は、いづれ芸仲間に相談する相手さえ失うのかもしれませんが、たぶん芸の中でも少数派の生き方をするでしょう。

こんな選択をしても窮屈そうではないし楽しそう、と、誰かが思ってくれたなら。


今日は、ようやく作っていて満足のいく急須が完成した。これがコンスタントに出来るようなレベルまで高めなくては。到達ではなくスタート。
ただね、今日、満足いく急須が出来た時、一瞬、陶芸熱が覚めた事実も書かなくては。
ああ、とうとう、コレも作ってしまった、もう何があるのやらと。。。
これで昔みたいにいろいろと旅に出られると考えましたが、いやいや、常何時、このくらいの作品が出来る人間になった時、少し自由を楽しもうかと、その日を後にずらしてしまいました。

次の週末も急須作りです。短時間に、さささっと満足いく内容に仕上がったら、それを一カ月は繰り返してものにしなくてはと。


le 29 samedi
//割り振り// 言うまでもなく、今日も、そして明日も陶芸。
僕の作陶熱は衰えるどころか生涯試行錯誤の螺旋階段。
だけど、僕は陶芸で飯を食う生き方は選んでいませんので、あくまで土日の週末。
これで足りるかと言えば足りません。平日は次はコレコレを改善しようとか試みようとかでモチベーションはどんどん高まる。だから、ほぼ毎週通い詰める燃料は満タンになるわけなのです。 誰とも会わない慰めは「豆の木」でいろんなところに足跡残すことで代用しているのでしょう。せめてもの外交的活動として。

でも、出会いを求めるためにお試しデートを重ねる時間的余裕のない僕としては、基本線は土日の作陶になるので、この隙間に入って来る人です。

①その人も何か頑張っていて、会うなんて行為は月に一度あれば十分と思う人。
②その間を埋めるメールや電話も必要に及ばないと自分の時間を大切にしてくれる人。

だから、僕は、もしですよ、万が一誰かと付き合うとなれば、月に一度程度で十分なので、
近くの人でも遠くの人でも関係ないのです。

まあ、そんな奇特な人はいないでしょう。
出来ることなら同じ趣味で頑張る人ですが、僕の第一希望は「会わないこと」なので他の何かに頑張っている人なら問題ないのです。


le 28 vendredi
//送別会// 会社の人と飲むなんて一カ月は間を空けていた。昔は平日に三日程度焼き肉とかブッフェとか、もちろん梯子は当たり前で痛風になりかけたのに。昔はもっと贅沢をしていました。昔は今ほど収入はありませんでした。 
 なのに、貯蓄金額がグググッと上昇しないのはなぜ!???

一つに昔は贅沢をしていたと思っているけれど、案外、支出項目は絞って記憶に残る内容に選定したので、そう思えてしまうのかもしれません。だとしたら僕は冴えた消費者である。


le 27 jeudi
//右に後押しする左の人//確かに日本は右傾化していると思う。それは危惧する右傾化ではなく右に寄り中道と成す。
それを後押ししているのは右派勢力と言うより、中国や韓国の反日に嫌気を成す広範な日本国民が保守勢力に更なる政権担当能力を賦与させようと、それは来月の参議院選挙。

鳩山から何か利する発言を得ようと中国の工作はひとまず成功したかに見えますが、
この許しがたい妄言に対する憤りは凄まじく、国民のやるせない怒りは、こんな彼を首相に推した民主党の愚劣さに向かうことは必然。大敗の予想を上回る壊滅的大敗に、つまり自民党にさらに勢いづいてほしいと国民は動くでしょう。

憲法や自衛隊のあり方が中国や韓国の懸念になる当たり前の道に日本は進むはずですが、
それは国民の生活から発信される思いでは無く、中韓の許しがたい愚行にたいする一つの答え。

と、書くのは、投票行動として自民党の大勝が予想されるので牽制勢力の保持という側面からの投票もありかと考えていましたが、元首相の妄言は軽視できるものではなく、この痛手から立ち直るには自民党のさらなる勝利。彼に理解する勢力への同調は、今現在ありえなくなるのです。


le 26 mercredi
//冷たい雨// こういう梅雨空大好きです。梅雨寒。

今、ようやく好きなことに没頭しているのだと思う。
小さい頃、僕は一人で黙々と遊ぶのが好きだった。砂場でも積み木でも、一人で黙々と何かを作り上げたり。中学か高校の頃、親に真剣に怒られたのは、「外で皆と遊びなさい!!」です。あの時も、一人でいろんなことに夢中になり、外で誰かと遊ぶなんて僕には破壊行為にしか思えなかった。 
陶芸をする前は、一人でドライブ三昧で誰かと会話したのはレジのおばさんくらい。こんな日々。結婚を真に嫌がる理由は、干渉や邪魔をされたくない気持ちが優先しているのでしょう。
その先にあるのは、大孤独であると分かってもいますが、たぶん、絶海に一人の状況に、ようやく一つの理想に辿り着いたのだと、変に思う老人が誕生するはず。

陶芸。無口な時間が大好きです。
無口な私は、確実に残る作品を作り上げる。陶片でも良い。僕は死に絶えても僕の何かは残るのだ。


le 25 mardi
//涼しい風ですが// 三カ月予報では暑い夏になるそうです。マダム予報とは正反対!!
過ごしやすいのに、帰宅してからダラダラと全く生産性がゼロで、寝るまでの時間は、起きているのに寝ているようなもの。と、このパターンが続いてもおり、少し自己嫌悪。

それなら思いっきり早く寝る。最低でも翌日の壮快感は保証されるのだし。


le 24 lundi
//涼しい風// 思うに冷夏と言うか猛暑ではない夏になると思う。
6月初旬の高温は太平洋高気圧が弱く、梅雨前線が上昇せず太陽光線を遮ることが出来なかった結果であり、それは弱い夏の前兆だと思う。六月も後半なのに、ムシムシする梅雨が3-4日あったかどうかで、あとは冷たいしとしと雨。前線は日本列島になかなか近付けない。
これも弱い太平洋高気圧によるもの。

よって今年は台風の当たり年だと思う。

台風が朝鮮半島に害をもたらすコースと言うのは、太平洋高気圧の淵を辿った強い夏に見られるものであり、今年はそれが期待できないので、淵が日本列島の真上とか東側に位置し、日本直撃が予想される。

と、勝手なマダム予報。


le 23 dimanche
//輝く!第41回・世界ウーマン節//と、毎年、mixi日記には書いていましたが、今年は規模も縮小で会場はコチラ!!! 

今年は本厄ですから、保守的な僕はますます内向的になるのでしょう。
さてと40歳で驚くべき報告を。振り返ること一年超、僕は芸の人と手も握っていません。
全くのノンケ生活。そもそも同性愛者は同性との性交があって存立が可能ならしめると思うのですが、その大前提が僕にはありません。

まあ、良いのだ。作陶の慰めは絶大で憂い一切は全てを忘却の彼方に投げ捨ててしまう。
何かの欲を断ち切れば、何かの高みに到達できる早道だと。

何事も達観できる人間になりたいものです。
人は、思い煩いを引きずりながら一生を過ごすものだと思っていますが、完全解決はそもそも不可能であり、それに挑むのは一生戦場に身を捧げるもの。勝も負けるも、そんなものだと達観できて、その煩いから解放されると思っている。


le 22 samedi
//銀座縁日//40歳最後の日。本日も作陶でしたが長めの昼休みを取りまして瀬戸市街へ。
銀座通商店街と言う古いアーケードのある商店街がありますが、ここで15回目となるイベント、銀座縁日が開催されると情報を仕入れていましたので伺うことに。

と、デカイ気持ちになったのは40歳最後の日だし贅沢しようと。。。。。と、なんとまあ小市民的なものいいかな。。。。

瀬戸焼そばをお昼に、菓子パンなども買い食いしました。予想外の人出で、大賑わい。

銀座通り商店街と双璧を成すのが末広商店街。
こちらには閉鎖されましたが映画館もありまして、どうでしょ、昭和50年代くらいまではそこそこに賑わっていたような、そんな遺構も見てとれます。

晴れました。涼しい風。
作陶は、急須を一つ。再来週手元にある予定。


le 21 vendredi
//冷たい雨// 梅雨の冷たくしとしとと降る雨は大好きです。去年の今頃は30代も終わると何かソワソワしていたものも感じていましたが、今年は堂々としたものです。

もし陶芸をしていなかったら、この冷たい雨が週末なら
たぶん一日はベッドの中で雨音を聞きながら惰眠をむさぼる至福を覚えていたに違いありません。それは今でも僕の上質とする過ごし方。
雨音を聞きながら本を読み、岐阜ラジオなどローカル色の強い放送なども聞き入れて。

なんか疲れたので早めに寝ます。
良い夜です。


le 20 jeudi
//何でも書いているようで、、、//暗証番号以外は何でも書いているような僕の日記ですが、実は最近、書けれない分野がジワリジワリと。
それは40になったこともあり、子供みたいな泣き言は、果たして書くに値するのだろうかと。。。。  心の吐露をフィルターにもかけず公開するのもどうかと思いますが、書くことによって心は落ち着くし、納得するし、相談相手がいなくても自分とじっくり対話しているので、須らく最善の形で毎回解決しています。

ですが、本当は、ある事柄に着いていろいろと書いていき、突き詰めたいし答えも得たいのですが、この歳でそれをする!?と公開するのに気恥かしい。。。。


le 19 mercredi
//一日狂っている//木曜日のような気がしてならない。それも朝からずっと。
雨の音が心地良い。久しぶりにまとまった雨です。

やはり心のどこかには、いつも陶芸のことを考えています。
この週末はアレもコレも挑戦してみたいと。
まず僕が心するのは、少しで遅れても良いから丁寧に工程を進める。一発完成で総合的に時間を短縮させる。

と、分かっていても、僕はろくろを回す時、どんな形にするのか決めていない。
回しながら、アレコレ考えた末、形が生まれていく。

この優柔不断と言うか、回転し粘土がいろいろと形を変えていくその行為自体が好きなので
僕は完成よりも、しばしの遊びを優先しているのだと思う。


le 18 mardi
//さらに三時間//今日もまた、ただひたすらに擦り絞り煮詰める。
昔、日本の農村では、囲炉裏を囲んで夜なべ仕事で親子の会話とか弾んだのでしょうか。
収穫時期は限られており、それを加工するために夜を明かして作業する。
読破した天龍村史にも柿の皮むきの夜なべ仕事が何度も書かれていました。


le 17 lundi
//梅肉エキス//帰宅して三時間。ただひたすら青梅を擦り絞り煮詰める。
痛風の危機を梅肉エキスで救われたとは何度も書きましたが、
この命拾いの神秘エキスを絶やしてはならぬと、ここ数年六月の年中行事になっています。

擦るたびに思うのは、膨大な手間と濃縮エキス故少量しか出来あがらない貴重品。
世の中にお手頃価格で出回っているそれらは、何かで希釈していると信じて疑わない。


le 16 dimanche
//マダムほったらかし農場// 梅の古木兼大木が7本くらい、マダム梅園にはあるのです。
ほったらかしているので無農薬ですよ。
それもそのはず青梅は、それ自体、まだ毒の域なので、猿も鳥も虫も食いません。
僕が収穫に熱を挙げるのは痛風から救ってくれた梅肉エキスを今年もまた大量に造りたいからです。上の方は届きませんでしたが、今年は200kgくらいの青梅を収穫。すり潰すので形とか全く関係ない。すり潰して液を抽出し煮込み梅肉エキスとする。


le 15 samedi
//基本の碗//これが上手く出来ない。本日は四時間のみの作陶。今週末の作陶は、これが全て。急須にお熱上げている間に、碗作りの冴えが鈍ってきていました。

毎年の大平には、また進歩したマダム焼を皆さんに進ぜる予定なので、
碗の冴えも磨かなきゃ。


le 14 vendredi
//倹約!三万円也// そう長い期間ではなく僕は生活のどこかで30000円を倹約しなくてはならない。支払うだろう3万円を払わないことに寄って、±0。
いろんな方面で倹約しているつもりですが、何かの項目で100円の倹約を成し遂げたなら、300回繰り返す必要がある。たぶん途中で忘れている。
よって、こういう倹約は日々の項目というより、何かのイベントを一つか二つ割愛して到達しなければと思うのです。

近日、南信州一人旅を考えていました。一泊二日か、贅沢に二泊三日のどちらかなんだけれど。でもね、それは日帰りでも成し遂げられるので、たぶん3万円の倹約は、これで満たそうかと。。。

自分、いつからこんなに厳しくなったのだろう。。。


le 13 jeudi
//大物忌//あと10日後、第41回・世界ウーマン節。
41歳ってことは本厄。

おそらく41歳と言うのは、古来、中年から初老の身体的能力の変わり目なのかと。
栄養価高い今では、若者から中年の境目!??

今まで出来たことを当たり前のように出来ると思うな。

あまり出すぎた振る舞いとか耳目を集めるためにセンセーショナルに言うとか、殊に慎み、
慎重に一歩引きさがって一呼吸待ち、様子を見極めてから動き出す、今までには無い行動を自分に課さなければと思う。動物的勘!!!とヒラメキに頼った行動は老いてその勘が鈍ったと知るべき時期が来たと思うのです。


le 12 mercredi
//お金に縁がない//と、つくづく思う。 無いよりはある方が良いに決まっている、お金。僕には相性が良くないみたいで、寄りつきませんのよ、トホホ。
どんなにお金をいとおしんでも、この愛、お金に届かず。

って、ことで、増やすことより減らす幅の更なる削減に勤めて参ります。


le 11 mardi
//近づく車検//もう何回目でしょうか。とにかく20年乗ると宣言して買ったウーマン号。折り返しは過ぎましたが、まだまだ頗る調子が良い。この車は長く乗れば味が出ると信じ買いましたが、それは僕の正解と言うことで。


le 10 lundi
//マダム新聞週間// 今週は集中的に南信州新聞を読みます。と、申すのは日毎届けられる地方紙が溜まりまして、、、なんとかしなくてはと。

さすがに一日で四日分くまなく読むと頭は冴えてくるのと同時に疲弊して、結局疲れる。

さて、読んでいたときに、閃いた旅の計画。
僕は仕事の関係上、その日の朝に「須らく順調に行く」と見届けるのが大前提で、午後に半日有休を取得するのが精一杯。なので人の倍半日有休を取得しようかと思っています!!!!

ある金曜日、午後に半日有休を取得します。
僕は近くに停めてあるウーマン号に乗り込み、瀬戸へ作陶に。
四時間みっちり作陶したあと、それでも16:30、僕は長野県飯田に車を走らせ、その日は飯田で過ごす夜。翌朝、南信州斜面集落探訪などみっちり楽しんだ後、

① もう一晩、飯田で過ごす⇒日曜日、瀬戸にて作陶。
② 岐阜県の瑞浪-土岐と陶磁資料館を巡り多治見に宿泊⇒日曜日、瀬戸にて作陶。
③ 土曜日の夕方に名古屋に戻る⇒日曜日、瀬戸にて作陶。

どんなに週末を作陶に費やしても、その時間は足りない。
だから、他に目を向けることなく没頭するのだが、失う過ごし方は同然産まれてくる。

最低、月に一度は、こんな過ごし方をしていこうかと。


さてとよ、僕ら芸は子孫を残さない。
思うに、そんな僕らは、物凄い何かを秘めていると思う。
生物学的に子孫を残さないのは劣勢極まり淘汰される側の最たる位置づけですが
そんな僕らは明るく活き活きとして堂々と生活している。
(結婚できないノンケとは違って華がある)
子孫を残す膨大なエネルギーを内在して活用しないのだから、
それは何かに転じて開花させることが出来ると信じています。
いや、開花させなければ芸として生きている意味も半減なのかと。
何かで頑張っている芸は、きっと恐ろしいほどの才能を開花されるでしょう。
それは生殖の代替なので、身体的な何かでもって能力が著しく発揮されると思っています。
つまり仕事でバリバリ出世している人は、それは努力の産物であって、さらに恐ろしいほどの何かを秘めています。


le 9 dimanche
//焼締めの時代//釉薬をかけず焼き締めただけの急須です。

常滑の土を使って、いちど挑戦してみたいものです。

常滑は、どこかの土曜日を使ってじっくり探訪したいのですが、愛知県の町なのに
それでも僕には遠い存在。

作陶が週に一度で満足できるレベル。
そう、あらゆることに関して一定以上のレベルが保持できて、今みたいに試行錯誤や維持に努めることなく、、、、と書いてみても、まず無理だ。


le 8 samedi
//歳を取りました// この週末、名古屋の街中では芸のお祭り。少しでも時間を見つけてとは昔の感覚で、今日も一日作陶。それに昨日の紫外線のせいか体が疲れる。とても眠たい。


le 7 vendredi
//半休// 午後、お休みを取得しました。行った先は週末も行くであろう瀬戸。
ユノネノホウボウなる作家市がありまして、土日は作陶に集中したいので金曜の午後に狙いを定めたというわけ。

村上金物店に顔を出し、瀬戸焼そばをお昼にして丘の上に登ります。
梅雨と言うのに強い紫外線。飲食だけして、それでも二時間超グルグル回り丘を下る。
北から黒い雲が迫ってきたからだ。
瀬戸蔵に行きトイレを拝借。そうこうしていると激しい雷雨。これが待てど暮らせど止む気配なしで、金曜午後の静かな空間で、椅子に座ってはウトウトしぼんやり外を眺めたり新聞を読んだり、それでも時間があったので瀬戸蔵ミュージアムで時を過ぎるのを忘れていたら、ようやく止みました。外は肌寒い。
川向の饅頭屋が暖簾をしまうところ。慌てて飛び込み12個買う。

普段の週末は作陶ばかりで、0.5の非作陶の休日も終わってみると
とても深い余暇を楽しめたと言うか、なんと言う充実感でしょう。

いつもとは違う瀬戸の道を歩く時、本当はここに住みたいのだと。
激しい雨を過ぎるのを待つだけの腰掛けに、この町に住んでいて眺めたい雨と。


le 6 jeudi
//いや~~~// こんなこと自慢するわけでもないのですが、【普段はノンケ生活】
芸として生きていても組み体操は、一年以上していません。手を握ったことも。
週末は作陶だし、芸活動なんて全然していません。

それでも、生きていけるのですよ。

では、どうして芸なのって感じですが、こればっかりは自分でも分かりませんが
なんでしょう、光合成しない植物と言うか存在の根底が欠如しての存在と言うか。

でも、良いのだ。「豆の木」にも書いているけれど
寂しいとか暇だとか、そういう理由で会う時間はありません。なので、あえて会う理由が存在しない。僕は僕なりの生活をし、それを輝くものに仕上げていきます。その輝きに呼応する人や参考になる人との出会いを大切にしたいのですが、そういう出会いがないとするなら、まだまだ自分自身が輝いていないから。とても狭い事を書くとすると、例えば陶芸。これを極めて、これに呼応する人、参考になる人が、芸なら、もしよろしければ、お会いしましょうっていう針の穴を動かずして期待する程度。
よって生涯縁なしも視野に入れていますが、芸恋だけが人生と思っていませんので
僕は僕なりに思うところを丁寧に温めていくのです。芸が評価してくれなくても【普段のノンケ生活】が評価してくれたら、それはそれで一つの山は登ったことになります。


le 5 mercredi
//白い床// 本日、ヘアサロンに行く。床を見て、僕の刈られた髪は、ほぼ白髪。
白髪の中に黒髪が混じる程度。
久しく誰とも芸友達に会っていませんが、いつの日か再会のその時には驚かれること間違いなし。

へへへ。でも、一つ計算しているのです。
なぜボーボーな白髪を放置するのか。

僕の美は、僕の考える美は、黒人女の化粧。
つまり、化粧しても栄えないその肌に見るかすかな痕跡。
本当に美しいと思います。僕の美は、デブの二重跳び。
蔑みの向こうに見とれる存在があるのです。
若づくりする娼婦。本当に美しい。

僕は白髪を認め放置します。
放置して、その他若々しくあろうと努力します。
この一見して矛盾する姿に美を感じるのです。
若々しい感じの白髪の人って、色気満点ですよ。

甘いものを甘い材料だけでもって表現するのは、本当の甘さを知らない。

背筋もまっすぐスラリとして若々しくあって颯爽と歩く。
こんな僕の白髪頭が、お洒落染めと思ってくれたら僕の勝ちなんですよ。
白髪の美を人に認めさせたことになるので。


さて、美を語りましたが、醜もまた少し言いますと、
老いを利用せず全否定して若づくりするその姿は、最後まで見苦しい。
40の人が33と思われるのは美しいけれど、40の人が25をイメージして出歩いていたとするのなら、それは見苦しい。身に備えてしまった老いは、活用してこそ美になるのです。
皺。 皺がある顔で若々しく笑う方が色気があると思います。


le 4 mardi
//祈り損は無し// 今日は寝る前、心をこめて祈る時間を設けます。僕に出来ることはそれだけですが、話を聞くにあまりに気の毒。 自分にとって祈りの効用とは、その体験を通して救われ助けられ声を大にして言うことが出来ます。今晩は、その人に心をこめて。
出来ることと言えば、それだけですが、それには効用があると知っているのです。
祈り損は無し。


思うに、その不幸は桁も違う。そんな悲劇が僕のすぐそばにあるのだから、今は会うことも出来ないけれど、心は寄り添うべき。

日々の平安を祈る僕ですが、辛き立場に置かれている者に、せめてもの心の連帯。
今日は、思いっきり祈るのだ。


le 3 lundi
//調整していた// 作陶をしたら笑いが止まらないほど貯蓄が増えると試算した。
それは陶芸以前の週末の過ごし方がドライブ三昧で、日帰りで1.5万円ほど。泊まりだと3-4万円ほど。
ところが過去の日記を週末に重点を絞って読むと、確かにそういう過ごし方もしていましたが、特に目立つのは調整でしょう、何もしない週末。家から一歩も出ない土日が結構な頻度で存在している。
さて、家から一歩も出ない土日と言う過ごし方が、僕にとってはある種の理想なのです。

2009年3/22の日記には、その理想の過ごし方が書かれている。
le 22 dimanche
//素敵な40代//も、そろそろ視野に入れるべきか。今年で37歳。
素敵な40代。体系に崩れのない人。アクティブな人。時間の過ごし方に芯のある人。

本日は、冷たい雨が降り一日部屋に篭る。
ノイズの入る岐阜ラジオを聴いて、気分だけでも旅先ということで。

願わくば、僕が岐阜県の関市あたりに住んでいて、
ここは平野と山地の分かれ目。小高い山がポツポツと点在していて、
今日のような天気は、緑の山というより黒い山に立ち昇る霧。


この日は冷たくも濃い雨雲が覆う深い曇天だったのでしょう。
冷たい雨音とともに岐阜ラジオを聞きながら部屋で何していたのか覚えていませんが、
体が冷えたと思ったらベッドに入り睡眠と読書は想像がつく。
こんな時間が懐かしく、とても贅沢で僕には理想なのです。


le 2 dimanche
//日曜の次は月曜// 土日とも作陶に専念していると、もうね余暇という域ではなく、仕事に類する別モノ。結局、ボーーーーとして何か別なことをするとか、気の向くままに遠くに行くとか、全く御無沙汰。
では、どうして作陶に専念するかと言うと、
まず一泊旅行に対する強度な警戒心あり。
どこかの週で土日、作陶から離れてしまうと、次に行くのに約半月遠ざかってしまう。
これは決定的なダメージでして、そもそも、そんな大それた気持ちにはなれない。

土日のどちらか一日を別なこと。。。。
こんなペースを維持していると、年間54日しか作陶できない。
それでは僕の技術的な向上も新奇な挑戦も満足いく仕上がりも望めない。
土日の二日行ってもなお、心残りを抱えるのが現実でして、
一日を別な何かにする勇気がない。

これでは別な何かも出来なければ安息日なんていう感覚も持つことが出来ない。

出来ないとなると、強烈に欲したくなる。
でも明日は月曜日。仕事に行かなくてはなりません。


le 1er samedi
//愛知県陶磁美術館// 昨日まで愛知県陶磁資料館だったものが開館35周年ということで本日より愛知県陶磁美術館と名称変更。
で、実際何が変わったかと言うと、看板の名称だけ。と、表向き。
申したいことは「友の会」も廃止されて、ヘビーユーザーには迷惑千万な35周年。

美術館なら年間パスポートや利用者団体などあるものですが、これらさっぱり廃止とは何を熱く語る35周年か。



 
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