錦織り成す山河
木曽路を北上し、秋の葉の移ろいを見る
2004年10/22(金)−23(土)
平成最大の被害をもたらした台風も去り、週末は秋晴れと発表される。
今年は異常高温の夏が過ぎたと思えば台風と集中豪雨の連続で、なかなか秋晴れの休日がお預け状態。 
 ところが、ここに来て大陸の高気圧も強まり晴天の休日も先週あたりからチラホラ。     
  秋晴れの休日第二弾は近所のルノー氏と行く紅葉最前線。    金曜の夜出発の準一級の長距離ドライブです。
金曜日、仕事が終わりお互いしばらく休息をとる。夜の10時に迎えに来てもらい一路木曽路を北上です。
僕たちが目指すは長野県は岐阜県境の乗鞍高原。ここに24時間入泉可能の無人の温泉があり、しかも白濁の硫黄泉。
はやる気持ちを抑えつつ、とりあえず体力の限界まで木曽路を北上することにしました。

と、勇ましい発言ですが、木曽路の入り口でダウン。
ルノー氏の車はフルフラットで体を休めることもできる特別仕様車。
三時間ほど熟睡をし、気も取り直しての再出発は午前四時。
二時間もすれば、山は紫。稜線と闇が分け隔てられ、木曽路はその、どこまでも続く山。
明けの明星の輝きが一段楽したら、辺りもはっきり見え始め、名古屋とは違う色づく木々に季節の移ろいを見出しました。
ところどころに表示される外気温は摂氏0度。吐く息は白く、この寒さが彩りの促進剤なのでしょう。

上高地乗鞍スーパー林道を使おうとしましたが、先日の台風で通行止め。梓湖を取り囲むようにして乗鞍高原へ。
雲の間からは白く輝く乗鞍の頂。そして全山紅葉の、この明媚&温泉も期待以上!

白濁の硫黄泉が無料なんて、なんとまぁ贅沢なことでしょうか。長湯したあとは周囲を散策。
落ち葉を踏みしめ善五郎の滝まで。冬が来る前の瞬間の贅沢なのでしょうか。
先日の日記で紅葉を見たいとブツブツ書いた数日後に、この景色の中です。


善五郎の滝は微細な水しぶきが舞い上がり、レンズ吹きながらの撮影でした。

帰りもまた、(って午前8時過ぎの話です)
梓湖を経由して木曽路を南下。途中、桟(かけはし)温泉により、さらに南下。
清内路峠経由の国道153号線利用の岐路。

「錦織り成す山河」とは、まさにこのこと。

空は秋晴れ。   桟温泉は鉄分豊富な二酸化炭素泉で木曽川に面しています。

木曽路の山の切れ目から霊峰御岳を望む。


こうして早目速目のドライブは土曜の夕方五時過ぎには家でくつろげれる優越。
遠出して、その日の疲れは、その日のうちに癒せれる余裕ある時間の流れ。
改めて、ルノー氏の特別仕様車には感謝感激。
どうも、ありがとう。