目が覚めて、宿も早めのチェック・アウト。今度は進路を北に変え琵琶湖を一周するコースに。  
 対岸に見たアルプスのような山々がまじかに迫ります。        
 さて、最初に訪れたのは浮御堂なる古刹。ただ隣の空き地からまる見えで拝観料を払うことなく引き帰る。

冬至から1ヶ月経つ一月も下旬。光に若干の強さと日の入りの粘りを感じますが、なにせ北風が冷たい。
そうそう、余談ですが琵琶湖にはいくつかの島が浮んでいます。代表的なのは竹生島。
ただ最大なのは沖ノ島で驚くことに500人もの住民が住んでいるのです。  はたして日本のどこに500人もの住民が湖に浮ぶ島で生活しているというのでしょうか。
  琵琶湖はまた浮ぶ島のデカさもスケールのある話です。

【湖東から見えた雪山は、まさにコレ】

【湖岸の道。対岸の霞む、、例えるなら潮の香りのしない海】

浮御堂の次ぎに訪れたのが第二回目となる温泉。宝船温泉。今回の旅で満足するものの一つに個性ある温泉を体験できたことが上げられます。
南郷温泉は放射能泉。宝船温泉はヒドロ炭酸鉄泉。とくに宝船は、極めて珍しい泉質。濁り湯で独特の心地良い香りがして大満足でした。 
   どうでしょう。一時間ほど温泉を堪能したでしょうか。湯冷めをすることもなく、湖岸で散歩など。    
  さすがにデカイですね。だって湖なのに波があるのですよ。  それも音がするのです。

【先日の大雪も残る冬の日本海。。。。ウソ】

冬って大好きです。春や夏になったら都会の住民が大挙して押し寄せる風光明媚な場所も一人占め出来たりするのです。 
 寒いのを我慢すれば、変わることのない地形と空の青さと人の無さと自然の音を存分に味わうことが出来るのですから。

さて琵琶湖も最北部に到達しようとしています。南東部と違い平野もなく、せり出す山々が印象的。
ここに僕の小さい頃の記憶をご紹介。それは強烈な印象として残っています。NHKの番組。
それが当時のエピソードなのか、さらに昔を言及しているのかは定かではありませんが、
琵琶湖の最北端では水質の良さから「今でも琵琶湖の水は飲める」と農業夫人が湖の水をすくい飲んでいるシーンの思い出があるのです。 
 はたして今はどうなんでしょうか??

【琵琶湖も最北端。右に見える島は竹生島】

とうとう最北端も下り返し、今度は一路南下のルート。南に下るにつれ雪も少なくなり、道路も直線が多く穏やかに。
僕たちは先に先に進んでいたので昼ご飯を食べるチャンスを逃してしまい、3時の食事と銘打って長浜市の黒壁スクウェアに寄ることとなりました。
長浜市長が誰なのか存じ上げませんが都市再開発の成功例を見た気がします。スクウェアだけあり四角形のブロック全体を黒壁の日本建築に統一。
それが有志が参加する程度ではなく、規模がデカイ。縦横何本もの筋を有する四角形。 
 しかし、伝統ばかりに固執するわけでもなく、ガラス工芸を前面にだし老若男女の支持を受ける町になっているのです。
  旧中山道の宿場街とは違い、昭和や平成の建築。なのに黒壁&日本建築に徹底した統一感。 
 この中途半端でない努力と団結の良さは観光客という形で都市の富を一身に受けることになったのです。

【たまには白壁もありますが】

こうして僕たちの休日は無事に終わることが出来ました。

毎日の健康には気を使い
人には思いやり
自分には秘めた思いを大切に

するべきことは淡々とこなし
楽しい休日を迎えれるように