令和2年6月 juin.2020


le 30 mardi 火曜日
//木曜日//今回の作陶の素焼きは、おそらく二回に分けて焼く量です。とにかく作りに作りました。だから左腕が痛いのでしょうか。今日明日と乾燥させ、木曜日の夜に窯詰です。

どうだろう、金曜日の夜に窯出しと第二回目の素焼き。土曜日は窯出し無理だから、のんびりしようかと思います。


le 29 lundi 月曜日
//因果関係はあるのか!??//左肩から腕全体が痛い。特に肩の可動範囲が狭くなっている。激痛走ることしばしば。これが50肩というものなら納得も行くのですが、僕は手回し轆轤を左手で回す。9年数か月で、何十万回、いや何百万回か動かしているはず。これゆえの劣化なのか。


le 28 dimanche 日曜日
//アハハ//今日こそは非陶芸日にするつもりでしたが、最後まで作陶して、今回の〆としました。おそらく素焼きも二回に分けて必要な量になります。来月は怒涛の本焼きになりますが、洗濯物は良く乾く七月になりそうです。


le 27 samedi 土曜日
//濃い昼寝//朝に3時間ほど作陶。午後から瀬戸に行こうとしましたが、食後、深い眠りが二時間ほど。目が覚めて機を失ったと判断して、再び陶芸。


le 26 vendredi 金曜日
//6時間//帰宅後陶芸6時間。今週末の作品作りで〆として素焼きに回します。二か月作りに作った作品ですが、面白いことに、作りたいと思っても、心の底で作る気がしないと一つも手を付けない。今は作るべきではないのだろうと、心の声に従っているのです。


le 25 jeudi 木曜日
//何買っただろうか!??//47歳を振り返っていて思ったのが、あの一年間に、僕は何か買い物をしたのだろうかということ。  まったく思い当たる節がない。  

僕の支出はというと
【平日】食事・コーヒー・ケーキ代 2000円。
【週末】出歩かないので、特になし。
    出歩いても陶芸関連で、20.000円程度の買い物が年に二回ほど。
    これ以外に一か月で 1-2万円程度の買い物するのかしら!??


あと、勝手に引き落とされる通信費とか保険料とか、そんな程度。

ルノー買うのも、2-3年延期の方向なので、もはや経済活動が年金生活者並みですね。


le 24 mercredi 水曜日
//亜鉛//対禿戦線の報告ですが、自家製エキスに亜鉛を加えることにしました。薬局では、何の成分を高らかに謳って投入しているのか凝視していますが、そこに亜鉛がありました。幸い、酸化亜鉛が大量にあるので、少しだけボトルに投下。

これにて、投下された兵器は、
硫酸マグネシウム
酸化亜鉛
センブリ
生姜
HD101

まあ、見ててちょ。


le 23 mardi 火曜日
//第48回・世界ウーマン節//職場では、【今日ね48歳になるのは嘘だから。だって48年前に産まれた記憶ないもん!!!!!】と相手を白黒させるウーマン。

これは前々から書いていますが、撤退作戦がいよいよ現実味を帯びてきました。線引きとしては50か51ですが、その歳でも僕はもちろん独り身です。ですが、この歳で色恋を求める行動は、もはや時間の浪費だと諦観し、芸という行動は自制し、所属は内的にあれば良いとして所属をその都度確認することもしない。

書いていておかしいのが、今も、いやいや久しい以前から実現しているじゃない!!!との的確な指摘。全く、そうなのですが、卒業式をしていないだけとでも言いましょうか。

僕は保守的である。変化をことのほか嫌う。刺激のために安定を壊すなんて気が触れているとさえ思う。そんな私が、年に四回、保守的な法要みたいなのをするのです。誕生日の前後と大晦日と元旦。それは、いつも書く祈りですが、平安と安寧を感謝し、引き続きこのままであってほしいとの願い。

僕は、どうして、こうも保守的かと書くと、それは変化を求めて新しい世界にたつと、新しい交通標識や新しい年中行事や新しい言葉とか、とにかく小学一年生みたいな、その世界で生きていくうえでの、たとえばトイレの位置を覚えたりする、膨大にある初歩的な作業が、全く時間の無駄に思えて仕方ないのです。それなら、今の世界を昇華することに専念する方が、無駄もなく意味あることだと。

全く持って、つまらない人間だと思われるかもしれませんが、慣れることにより、感じる、より深い幸せとか、そんな時間ってあるのです。


le 22 lundi 月曜日
//47って何していたっけ!?//地下鉄や外出時はマスクをしていますが、コロナウィルスなんて、すっかり、その恐怖心も消えてしまい、ふと恐ろしい気持ちに襲われたりします。

明日、48歳になりますが、47歳は何をしていたかというと、インスタグラムと、この日記で振り返ることが可能です。その90%以上は陶芸。もはや、陶芸の何をしていたのかと、こちらの分析になりますね。

47歳の私は結晶釉に没頭していました。46歳の後半から独自の釉薬開発に進みだし、いくつか絞り出して、47歳の誕生日に螺鈿のような輝きを醸し出す釉薬の開発に成功。それから、少しづつ螺鈿の色合いに変化を加え、オパール釉と称するものが誕生し、このオパール釉が、繭のような色合いから、銀や金の表情を出すことを発見し、以来、金の表出に邁進する。何が金色のもとなのかは突き止めた気がしますが、本物の金のように安定的ではない。もちろん、結晶釉なので同じようにはなりませんが、少しでも結晶釉なりの金色が安定的に出せるよう実験をしながら48歳になりつつあるのが、今の私です。


le 21 dimanche 日曜日
//夏至//昔は、僕の誕生日である23日が夏至でしたが今年から21日で、あと32?ねんくらい21日だそうです。帰宅後陶芸が順調なのは日の長さ。夏はこれからですが、太陽の盛りは今日をもって冬至へと下っていきます。そういう意味では、一年の祓の日。本日は心静かに祈りの時間を設けましょう。

本日は終日自宅陶芸。今週末には素焼きできるでしょうか!? それとも、その次!??


le 20 samedi 土曜日
//460km//クタクタ。金曜日の23時過ぎに到着して仮眠。5時前に観音霊水を100L汲みまして、北上。今回は地蔵峠と分杭峠も超えて高遠まで。ここから伊那に入り、田村食堂のソースカツ丼。権兵衛峠を越えて木曽路に入り二本木の湯。そして福島で麹を買い名古屋まで。途中、車を停めて河原の石などを採取。帰宅したのは19時過ぎ。流石に疲れました。久々の第一級の疲労感。


le 19 vendredi 金曜日
//新しい道//本日のうちに遠山郷まで。途中充電は二回。全て一般道。豊田の街をそのまま突き抜け足助手前の追分交差点まで。古い街道筋ですが、新しい道です。


le 18 jeudi 木曜日
//早く寝る寝る運動//早く寝て明日に備えます。流石に帰宅後陶芸はなしね。


le 17 mercredi 水曜日
//この週末は//晴れるみたいですよ。県を越えての移動の自粛も解除。もちろん、長野県を予定しています。観音霊水を汲んでから北上して、権兵衛トンネルを超えて木曽路を南下。もう、何度も利用していますが、目的あっての移動ですから、次は夏のどこかかな。

普通の人なら、自粛解除の行動は誰かと一緒なのでしょうが、僕は遠出はするものの一人の延長。なんなんでしょうね、この孤独癖は。


le 16 mardi 火曜日
//来週の今日は//48になります。去年の誕生日に何していたかというと、もちろん陶芸ですが新しい釉薬を発見してインスタにあげています。あれから怒涛の結晶釉!! この夢中、まもなく一年がたつのね。

と、いうことで僕のこの一年は陶芸でも結晶釉に特化した一年でした。この歳で夢中になることがあるって有難いことです。自粛期間中も、????と閉塞感全くなかったし。そういうなかでも、お会いしてくれる友人には感謝しております。僕にとっては、これはこれで本当に意味ある味わい深い時間なのです。退屈だから、、、、と周辺を眺めることを一切しなかったのは素晴らしい環境の賜物です。


le 15 lundi 月曜日
//他のことが少しもできない//仕事-睡眠-陶芸-食事に入浴。これでおしまい。溜まる一方の南信州新聞は、陶芸が一段落してからですが、ほんとうにそんな日は来るのだろうか。今日もしました帰宅後陶芸。最後に盆みたいなのを薄く作って、しっぴきを入れてそのまま自然乾燥。歪まず乾燥するので、日々の最後の作陶に、そうしています。


le 14 dimanche 日曜日
//楽しい週末でした//本日は富山からお礼の鱒寿司が届く。わらしべ長者の話ではありませんが、僕の作り出す器が、そろそろ僕の手元から旅立ちつつあり、それがいろんなドラマとなって何かしら伝わってくる。そんな段階に移行しつつあるような。陶芸家を目指す人は、その流れを瞬く間に仕上げるのでしょうが、僕は売るつもりもなく好きに作っていたのですが、9年数か月、そろそろ僕の容量も臨界点に到達ということか。

//NHKに物申す//N国みたいな発言ではなく、もっとまじめに番組を作れ!!!!と。数十年前に真面目に作られたNHK特集は今見ても心地良い。

なんですか!!この軽い今の漫才ネタまで持ち出してくるつくりは。数十年後の日本人は、まるで身内ネタで盛り上がる構成みたいで見るに堪えないというか苦笑するというか。未来の日本人に誇らしく見せれるような番組にしてほしい。


le 13 samedi 土曜日
//活かせ!!!//食料品を買いに外出した以外は自宅工房に籠る。僕は9年と数か月も陶芸をしていても、電動ろくろは手にしたこともありません。

只今、拘っているのは飛び鉋。これをネットで調べると、とても単純な飛び跡程度。化粧土を削る程度。一方僕は、これでもかと飛び鉋。飛び跡はこちらの方が格段に美しいのですが、ネットにその画像はほとんどない。その訳が分かりました。

僕は手回し轆轤で成形し、そしてひっくり返し底面を仕上げるため、回転直前にドライヤーで乾かします。表面は固く、そして糸を通していないので、この時点で轆轤についている。つまり中心点がずれていない。中心にしっかり固定されており、表面が硬いので、飛び鉋がこれでもかと打てるのです。

これが化粧土だと、つまり外した器に化粧土をかけ鉋を当てる。強固に固定されているわけでもなく、表面も柔らか。飛び鉋を打つには不利な環境になってしまいますが、僕みたいな一個仕上げではなく電動ろくろでどんどん作るので、轆轤台の上で独占する時間が少ないのです。

つまり、僕は手回し轆轤をする以上は、飛び鉋は緻密にできる環境にあって、これはなかなか他にはあるまい。この条件を活かすべきかと。


le 12 vendredi 金曜日
//楽しい楽しい金曜日//特段の予定がなくても、本日が金曜日だという理由だけで底無しに楽しい。つまり僕は毎週金曜日が子供のように大喜び。もちろん、土曜も日曜も。一週間のうち三日も特別な理由なくても、この特別感。

働いて休む。この平凡な国民の時の過ごし方には既に四割程度の喜びが含有されているのだ。


le 11 jeudi 木曜日
//生姜だと気づく//ちっとも毛が生えません!!!! そうなのです。お手製特殊濃縮液にショウガの成分がありませんでした。ちょっと、生姜買ってきてスライスして天日乾燥。それから煮出して濃縮させてからボトリング。


le 10 mercredi 水曜日
//コツコツと//陽が長いと、帰宅後陶芸に何の抵抗感もない。これが真冬だと、こうもいかない。
週末もほぼ専念していますが、平日にも週末の一日分くらいは稼いでいます。

思いつくまま、その時の衝動で造形する。これは生活が懸かっている陶工には無理だと思う。僕は売れる売れないや他人の声など全く度外視。ある種、子供のように伸び伸びと束縛もなく作る、その結果。

好きに作るから飽きないのだろう。その好き加減も傾倒している域で9年数か月。


le 9 mardi 火曜日
//特定し、確信し、許す//これこれの原因は○○。これをはっきりさせないと、モヤモヤや苦手意識を抱えたまま生きていくことになりそうですが、その原因を確定したところで、それを許さなければ、逆に戦いの日々が始まる。何事も原因はありますが、それは確かめると白黒や、事の根源も白日の下にさらされますが、原因は知りつつ糾弾はしない。事実は事実として認め、消化し、そして許す。ここに新しい生活の扉があるのかもしれない。


le 8 lundi 月曜日
//戻りつつある//仕事の質が緊急事態宣言前に戻りつつある。もちろん質であり、量は以前の水準ではありません。このまま回復するのか、その途上で第二派が来るのか。

ただ、街に人が戻ったにせよ、その姿は、皆、マスク。


le 7 dimanche 日曜日
//数珠繋ぎ//①観音霊水汲み ②大鹿村岩石採取 ③木曽福島麹購入 ④奥琵琶湖物産購入 ⑤京都 ⑥東洋陶磁美術館 ⑦愛知県陶磁美術館 ⑧粘土購入 ⑨施釉・本焼き

時間が全く足りません。平日に働いているからです。ですが、三日四日の日記にも書いた通り、働くからこそ存在する特殊な環境もあるわけで。
そう思うと、労働者と陶工の並立路線で、自宅工房は本当に力強い存在。これが以前のように通っていたら、その往復の時間やそもそも利用できる時間など、少ない環境を、さらに圧縮する要因がある。あとは、さらに技量を高めて、僕にしかできない世界を少しでも広げていきたいです。

20代も30代も、そして40代もあっという間に終わる。おそらく、あっという間に定年を迎え、そして両親は他界し、真に孤独の淵に立たされるわけですが、その時に僕を力強く支えてくれる存在として、僕の産み出す作品があれば良いと思っています。


le 6 samedi 土曜日
//梅肉エキス//もちろん、陶芸もしましたが主たる労力の消費先は梅肉エキスづくり。毎年、一年と少し、15か月分持つような量を作っています。濃度は濃く腐らないので、いづれ老いて作れなくなった時の蔵出し梅肉エキスとして。

梅肉エキスは本当に素晴らしいです。効かないと言ったら禿対策くらいですよ。


le 5 vendredi 金曜日
//出歩きません//予定していた有休を取得しなかったので、遠出は見合わせ。この週末は梅肉エキスづくりと地域の清掃に参加、そして自宅陶芸かな。

本日も帰宅後陶芸。もう、楽しくて楽しくて。

さて、緊急事態宣言明けて、皆さんどのようにして過ごすのでしょうか。僕は、相変わらずですが、せめてネット上では広くありたいものだと。こと、陶芸に関して、僕は芸を公言はしないけれど隠すつもりもないし、雰囲気で伝わったら、それを否定するつもりもない。おそらく、分かりつつ指摘しない紳士協定みたいなものが成立しており、なんのストレスもなく、装うことなくノンケ世界での交流を続けています。
僕が、どうしてここまで強気でいられるかというと、例えば芸と知る以前は、僕の陶芸に何かしらの好意があったにせよ、知ってしまったとたん、それを翻すのなら、その人の芸術性は所詮その程度だと、かえって判別がつくからです。幸いにして、その様な人はほとんどいませんが。
それよりも仲間内での反目の方が目立ちますね。こんな生き方、目に触るのでしょう。


le 4 jeudi 木曜日
//マダム焼のお値段②//
それは小さな作品なので、原材料費電気代は、とてもとても安価になります。ですが、僕は、この値段程度の器を作っている感覚はないので、やはり作品をしげしげと眺め、コレコレが妥当だろうと値段を設定する。つまり、利益率が物凄い割合になるのです。

さて、僕がプロの陶芸家なら、その粗利の中から生活費や設備維持費など、もろもろ思案して、手元に残る純粋なお小遣いは微々たるものになってしまいます。構図としては平日の僕が休日のパトロンになっていて生活費には困らない。この環境下での販売になるのです。さらに有利なことは自宅陶芸。これが貸し工房に通っていたりすると実費は数倍に跳ね上がります。

まあ、結論から申せば、道楽の販売こそ、他より安くても最強の内容なのです。
今回、初めて売ってみて、値段設定の面白さに、少し溺れそう!!


le 3 mercredi 水曜日
//マダム焼のお値段①//インスタに作品をupしていると、時に引き合いがあります。僕は今まで一律にお断りしていました。常に新しいことや実験、改良の繰り返しで、商品としての完成形ではないからです。ところが嬉しいことに、とても強い申し出とかもあります。

以前は、そんな人に対しては、その土地の名物との物々交換とか、相手が画家なら、何か描いてくれて、それで物々交換とか、そうして器を送りました。ところが、アナタがそんなスタンスだと気安く頼めない!!!お値段付けて売ってほしいとの申し出。これを受けたときはお断りしようかと思いましたが、欲しい器が、まずまずの出来栄えなので売買に関しての交渉を始める。

これがとても楽しい。長くなるので明日書きますね、明後日も!?


le 2 mardi 火曜日
//今週も捗る//昨日に引き続き本日も帰宅後陶芸。

少し変化があるとしたら、施釉を心待ちにしているところ。以前は苦手な工程でしたが、最近は、ここに美の潜在力があると思っています。


le 1er lundi 月曜日
//今月48歳になる//若いころは色恋で進む芸ではありますが、それを50過ぎても、いやいや50手前の人間が血相を変えて物色するのは、どうなのでしょうか。ノンケに置き換えるとキモイおっさんの一言で片づけられてしまいそう。もちろん、心の隙間に誰かが欲しいのは、いつの世も変わらず、年を経ても、男女の差も関係なく。その求める姿にはよほどの注意を払わないと、と思う。それは50になってからではなく、今からでも当てはまろうかと。

まあ、僕は陶芸に邁進して、最後に残された機会さえ失う公算が大です。その色恋というのが、どうしても人生の伴侶とか同志に昇華できず性処理程度の感覚になってしまうのです。それは相手方に失礼ですが、これは僕の心の貧しさに依拠するものなのです。所詮、孤独になるのだから、、というとても冷めた感覚が常にあって、そんな浮草みたいな存在にしがみつく不確実さよりも自分の時間を大切にするべきだと。

それを貧しい人生と指摘する声は実に多いと思うけれど、邁進する孤独の先に得るもの、僕で言うと陶芸のさらなる高みとでも言いましょうか、仮にそのような名声が手に入ったとしたら、それはそれで人生に一つの銘を刻んだと自負できるのです。僕は意識の表でも奥でも、そちらを選んでしまっている。
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